米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の口座から巨額の不正送金をしたとして銀行詐欺罪などで禁錮4年9月の有罪判決を宣告された、元通訳の水原一平元被告(40)が16日、東部ペンシルベニア州内の連邦刑務所に収監された。連邦刑務所局が明らかにした。
水原元被告側は居住地であるカリフォルニア州南部の刑務所を希望していたが、同州に所在するアレンウッド・ロー連邦矯正施設に収監された。同施設は、受刑者に対する管理が比較的緩やかで、警備レベルの低い知能犯などが収監される男性用刑務所。現在は、約970人が収監されている。
3月末に刑務所へ収監される予定だったが、水原元被告側の要請で2回延期。今月16日が収監の期限になっていた。
4年9か月の拘禁刑のほか、大谷選手への賠償金としておよそ1700万ドル(およそ26億円)の支払いなどが命じられている。水原受刑者は米国市民権を持っていないため、刑期を終えた後に日本に強制送還される可能性がある。
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