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中共情報収集艦が再び沖縄近海航行

2025/12/13
更新: 2025/12/13

統合幕僚監部は、令和7年12月12日、中国共産党(中共)海軍艦艇の動向に関する報道発表を行った。中共海軍のドンディアオ級情報収集艦(艦番号「794」)が、沖縄県の宮古島周辺海域を航行したことが確認された。

行動概要(出典:統合幕僚監部)

日本の主要海峡を通過した艦艇

今回の航行を確認された情報収集艦「794」は、約1ヶ月前に日本の主要な海峡を通過したものと同一である。具体的には、この艦艇は11月8日(土)に大隅海峡を東進したことが既に公表されている。この動きは、中国海軍が定期的に日本の周辺海域、特に南西諸島や主要な海峡付近で活動を行っている現状を示すものである。

航行の概要

海上自衛隊は、12月12日(金)午前7時頃、宮古島(沖縄県)の北東約120kmの海域において、当該のドンディアオ級情報収集艦「794」を確認した。同艦艇はこの海域を北西に進んでおり、その後、沖縄本島と宮古島との間の海域をさらに北西に進み、東シナ海へ向けて航行した。

この艦艇の動向に対し、防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第5航空群所属の「P-3C」(那覇基地)を出動させ、警戒監視及び情報収集活動を実施した。

今回の事例は、中共海軍が情報収集艦艇を用いて日本の南西諸島周辺海域における活動を継続していることを示している。これらの海域は、東シナ海と太平洋を結ぶ重要なシーレーンの一部であり、地理的に戦略的な重要度が高い。

防衛省・自衛隊は、艦艇が日本の周辺を通過するたびに警戒監視と情報収集を行っており、今後もこの地域の安全保障環境を注視し続けることが予測される。

大紀元エポックタイムズジャパンの速報記者。主に軍事・防衛、安全保障関係を担当。その他、政治・経済・社会など幅広く執筆。