中国 壊れても売れる 異常相場

中国 中古スマホ買取価格 5倍高騰

2026/03/26
更新: 2026/03/26

中国で、使えない中古スマホの買い取り価格が急騰している。

これまで10元(約230円)だった端末が、今では150〜500元(約3400〜1万1500円)に上昇。約15〜50倍に跳ね上がった。

画面割れや故障品でも売れる状態だ。

実際、これまで月に十数台しか集まらなかった回収業者が、今では1日に30〜40台を買い取るケースも出ている。10年前の機種でも100元(約2300円)以上で取引されるなど、相場は急変した。

理由は半導体不足だ。特にスマホに使われる記憶用チップが不足し、業者は端末ではなく「中の部品」を目的に回収している。

背景にはAIブームがある。メーカーは利益の高いAI向けチップを優先し、スマホ向けの供給が減少。新品チップは数か月で最大3倍まで値上がりした。

そのため、修理業者や小規模工場は新品チップを確保できず、中古スマホから部品を取り出す動きが広がっている。

一方で、売却時の個人情報流出リスクを指摘している。初期化だけでは不十分で、データの完全消去が必要だ。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!