中国で、使えない中古スマホの買い取り価格が急騰している。
これまで10元(約230円)だった端末が、今では150〜500元(約3400〜1万1500円)に上昇。約15〜50倍に跳ね上がった。
画面割れや故障品でも売れる状態だ。
実際、これまで月に十数台しか集まらなかった回収業者が、今では1日に30〜40台を買い取るケースも出ている。10年前の機種でも100元(約2300円)以上で取引されるなど、相場は急変した。
理由は半導体不足だ。特にスマホに使われる記憶用チップが不足し、業者は端末ではなく「中の部品」を目的に回収している。
背景にはAIブームがある。メーカーは利益の高いAI向けチップを優先し、スマホ向けの供給が減少。新品チップは数か月で最大3倍まで値上がりした。
そのため、修理業者や小規模工場は新品チップを確保できず、中古スマホから部品を取り出す動きが広がっている。
一方で、売却時の個人情報流出リスクを指摘している。初期化だけでは不十分で、データの完全消去が必要だ。
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