米軍 対イラン封鎖を開始 15隻超の艦艇を展開か

2026/04/14
更新: 2026/04/14

米東部時間4月13日午前10時過ぎ、ウォール・ストリート・ジャーナルは米政府高官の話として、アメリカによる対イラン封鎖が正式に始まり、この作戦に対応するため15隻を超える米軍艦艇が展開していると報じた。

報道によると、米海軍と中央軍の当局者は、中東に空母1隻のほか、複数のミサイル駆逐艦、強襲揚陸艦1隻などを配備していると明らかにした。これらの艦艇は、ヘリコプターを発進して臨検や乗り込み作戦を支援できるほか、一部の艦艇は商船を特定海域に誘導し、拿捕する能力も備えているという。

また報道では、退役海軍中将ケビン・ドネガン氏が、これらの軍艦はホルムズ海峡の外側で活動する可能性が高いとの見方を示したと伝えている。

ドネガン氏は「この種の封鎖にはさまざまな実施方法があり、現在この地域には多数の臨検部隊(不審船の発見時に直接乗り込んで船内を検査する部隊))が展開している」と述べたうえで、「すぐに効果が現れると期待してはならない。これは段階的に進む。封鎖が影響を及ぼすまでには時間がかかる」と語った。

米中央軍の公式アカウントがXに投稿した最新情報によると、米強襲揚陸艦「トリポリ」はアラビア海を航行しながら夜間飛行任務を実施した。

「トリポリ」には従来型のウェルドックはないが、F35Bステルス戦闘機「ライトニングII」、MV22「オスプレイ」ティルトローター機、各種ヘリコプターのほか、追加の整備スペースを搭載できる。本格的な作戦時には迅速に展開し、最大20機を超えるF35B戦闘機を搭載できるという。

米中央軍はこれに先立ち、4月13日午前10時から、イランの港に出入りするすべての船舶に対し、封鎖措置を始めると発表していた。米側は、ホルムズ海峡を通過してイラン以外の港へ向かう船舶については封鎖しないとしている。

最新の航行追跡データによると、多数のタンカーや貨物船が迂回したり、海峡周辺海域から距離を取ったりする動きを見せている。海運業界にはすでに米軍から正式な通告が出されており、当該海域を航行する船舶に対し、VHF16チャンネルで常時連絡を取れる状態を保ち、米軍の指示を待つよう求めている。

イラン革命防衛隊は1時間以内に声明を発表し、ホルムズ海峡は依然として同隊の「完全な支配下」にあると主張した。イラン側は、海峡に接近する米軍や同盟国の軍艦は「停戦合意違反」とみなし、「強力な対応」を取ると警告した。

トランプ氏は自身の「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、イランが船舶に不法に港湾使用料を強要することは断じて認めないと重ねて表明したうえで、米軍はすでに「準備万端だ」と強調した。

林燕