君臣の道――忠【雅(みやび)を語る】

前回、劉備がどのようにして部下の忠心を得たのかをお話ししました。「忠」の代表的な人物が岳飛です。皇帝自ら「精忠岳飛」の4文字を書き残しました。では、なぜ岳飛が「忠」の代表的な人物となったのでしょうか? 岳飛は幼いころから武術を習い、二十歳になる前には、すでに150kgの大弓を射るまでに至ったといいます。また、歴史書や兵書にも長け、まさに文武両道です。岳飛の母は国家防衛に尽力せよという期待を込めて、その背中に「尽忠報国」と彫り残しました。岳飛もまたこの通りに行いました:
2023/01/21 雅蘭

諸葛孔明――預言者か(上)【千古英雄伝】

諸葛亮(紀元181年〜234年)、字(あざな:本名以外につける別名)は孔明、劉備の名軍師で劉備を補佐して漢の復興を謀りました。劉備は「三顧の礼」をもって、諸葛孔明に「天下三分の計」を教わり、魏、呉、蜀の鼎立(ていりつ)時代へ導きます。『三国志』全般で「三」という数字が注目されていますが、「三」は中国文化の本質に根ざしたものです。

「井底之蛙」(せいていのあ)【1分で読める故事成語】

荘子は『秋水』の中で、河伯(河の神)と北海の会話を生き生きと描きました。 秋になると黄河の水位が上がり、川幅も広がり、向かい側の家畜をはっきりと見分けられないほどです。河伯はこれを大いに自慢し、この世で黄河よりも壮観な景色はないとうぬぼれます。
2023/01/16 鄭介文

チベットの不思議な現象(2)チベット密教僧の「虹化」現象【未解決ミステリー】

チベットは神秘に満ちた場所で、最も不思議とされる現象が、ラマ僧が入寂(にゅうじゃく)するときに人体が虹化(こうか)することです。 「虹化」現象とは、密教で悟りを開いたラマ僧が入寂する際、肉身が虹と化していく現象です。
2023/01/11 扶搖

宇宙は意識の産物?! 【未解決ミステリー】

米国の権威のある雑誌「サイエンティフィック・アメリカン」のコラムには、「私たちが住んでいる宇宙は、もっと高いレベルの生命によって作られたのではないか」という衝撃的な説が掲載されました。
2023/01/02 扶搖

杯中の蛇影【1分で読める故事成語】

河南の長官・楽広には親しい友人がいますが、久しく連絡を取っていません。ある日、その訳を聞くと、「前におそばで、お酒をちょうだいした時、飲もうとすると、杯の中に蛇がいるのが見えて、気分が悪くなった。して、そのお酒を飲むと、病気になった」というのです。

役夫の夢【1分で読める故事成語】

周王朝に尹という人物がいて、莫大な資産を作っていました。その下で働く者は、朝早くから夜遅くまで、少しも休む暇がありません。 ある年寄りの召使が、手足の力はもう尽きているのに、次から次へと仕事を持ち込まれ、こき使われていました。昼はうめきながら働き、夜は疲れきってぐっすり眠ります。

「天下無双」(てんかむそう)【1分で読める故事成語】

この四字熟語の出処は2箇所あります。 1つは、秦国と魏国が戦っている頃の事です。魏王は信陵君を将軍に任命し、信陵君は魏・斎・韓・楚・燕・趙の六国連合軍を率いて、秦軍を破ります。そして、勝利に乗じて追撃し、秦軍を函谷関まで追いつめました。
2022/12/12 程実

チベットの不思議な現象(1)霊能者が輪廻転生【未解決ミステリー】

チベット仏教には「生き仏」が存在します。一定の成果を出した密教修行者は来世の生まれ変わる場所を自ら選ぶことができ、円満成就するまで修行を続けるのです。本来の「修行者」が亡くなった後、寺院は様々な儀式を通じて、生き仏が入寂(亡くなること:にゅうじゃく)した後に生まれた子供を探し出します。そして、その中から先代の生き仏の生まれ変わりの子どもとして選び出します。
2022/12/08 扶搖

スウェーデンボルグが見た 地球以外の住民【未解決ミステリー】

スウェーデンボルグによると、実は、一部の天使は地球から来たのではないといいます。地球は人類の唯一の故郷ではないというのでしょうか? 案内役の天使によると、実は太陽系だけでなく、宇宙全体に人類が生存しているといいます。
2022/12/04 扶揺

君臣の道――礼 現代にも応用できる上司と部下の接し方【雅(みやび)を語る】

劉備は仁徳あることで有名です。関羽や張飛と兄弟のように接し、ともに数々の苦難を乗り越えました。諸葛亮を迎える際に三度も訪ね、死ぬ間際も、諸葛亮に対し、自分の息子がもし大事を成すことができる人なら補佐を頼むが、その器がないなら、取って代わっても良いと言ったのです。
2022/12/03 雅蘭

「放虎帰山」(ほうこきざん)【1分で読める故事成語】

「放虎帰山」は後で大きな災いになるものを残すという意味で、よく相手を警告する際に用いられます。
2022/12/02 一斗

スウェーデンボルグ4:天国の婚姻【未解決ミステリー】

太古の昔、天使はよく人間界を訪れ、人間と親しく接し、天使たちはその時代を「人間の黄金時代」と呼んでいました。 結婚する運命の2人は同じ時期に生まれ、成長するとどこかで出会い、相手が自分の夫(妻)となることを感づきます。そして、双方の保護者の許可を得て婚姻を結び、年長者の祝福を受けながら盛大な結婚式を挙げます。これらの手順のうち、ひとつでも欠けてはならず、秩序を乱すと、結婚生活は幸せなものにならないと信じられていました。
2022/11/30 扶搖

皇帝の名前をどのように呼んでいるのか?【雅(みやび)を語る】

古代の中国人は名前とは別に雅号(文人・画家・書家などが、本名以外につける風雅な名)や字(あざな/成人男子と女子が実名以外につける名)がよく使われました。人々は尊重の意を込めて、相手の名前ではなく、雅号や字で呼びます。
2022/11/16 雅蘭

「曲突徙薪」(きょくとつししん)【1分で読める故事成語】

「曲突徙薪」は、事前に手を打って、災難を未然に防ぐことのたとえとして使われます。
2022/11/09 一斗

チンギス・カンーーグローバル化を提唱(上)【千古英雄伝】

1995年12月、米紙「ワシントン・ポスト」は、「Man of the Millennium」に選ばれたのはチンギス・カンであることを報じました。その理由は、チンギス・カンはグローバル的な観察力で、ヨーロッパとアジアをつなぐ自由貿易圏を切り開いたことです。インターネットがまだない700年ほどの昔、チンギス・カンはすでにグローバル的な情報流通の道を開き、各国間の距離を縮めたのです。

スウェーデンボルグ2:天国見聞録【未解決ミステリー】

18世紀の欧州の科学者、スウェーデンボルグは自由に他空間を行き来することができます。天国はもちろん、地獄に行ったこともあるといいます。では、まず天国に行ってみましょう。
2022/11/08 扶揺

なぜ周公廟よりも、孔子廟が多く建てられたのか?【雅(みやび)を語る】

周公が創り出した「礼」(礼儀)と「楽」(音楽)の文化ーー礼楽文化は、中国の何千年もの文化に深く影響しており、かの孔子も周公を非常に敬っていました。
2022/11/02 雅蘭