令和8年2月13日、小泉防衛大臣は訪問先のドイツ・ミュンヘンで臨時記者会見を行い、ミュンヘン安全保障会議への出席および各国国防大臣等との会談成果を発表した。日本の防衛大臣が同会議に参加するのは6年ぶりとなる。
「安全保障は一体不可分」
小泉大臣は会議のメインステージでスピーチを行い、「インド太平洋と欧州・大西洋の安全保障は一体不可分である」と強調した。スピーチでは、日本の安全保障政策の取り組みや、日本が抱く安全保障上の懸念、そして同盟国・同志国との連携強化という3つの基本姿勢について発信し、参加各国へ直接伝えることができた点について、大臣は「極めて有意義であった」と総括した。
GCAP契約は「最終調整段階」
会期中、小泉大臣は計6件の会談を実施した。

英国のヒーリー国防大臣、イタリアのクロセット国防大臣との会談では、先月実施された各首脳会談の成果も踏まえ、次期戦闘機の共同開発(GCAP:Global Combat Air Programme)について意見交換を行った。 この中で小泉大臣は、GIGO(GCAP International Government Organisation:GCAP政府間機関)と受注企業(エッジウィング)間の契約が「最終調整段階」にあるとの認識を示した上で、一日も早い契約締結に向け、共同開発を加速していくことで一致したと述べた。大臣はGCAPをインド太平洋と欧州・大西洋をつなぐ「戦略的に重要なプロジェクト」と位置づけている。

NATO・IP4との連携強化
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長とは3ヶ月連続となる会談を行った。両者は、抑止力強化の観点からNATOと日本、およびIP4(日韓豪NZ)などのインド太平洋パートナー国)との協力がますます重要になっているとの認識で一致し、連携をさらに強化することを確認した。

このほか、ニュージーランドのコリンズ国防大臣とはIP4としての協力や防衛装備協力の発展で一致し、カナダのマクギンティ国防大臣とは情報保護協定の発効を歓迎するとともに安全保障認識を共有した。


また、米国のシャヒーン連邦議会上院外交委員会筆頭委員ら議員団とも面会し、日米同盟の更なる強化について意見交換を行った。

小泉大臣は翌日も引き続き各国カウンターパートとの会談に臨み、信頼関係の構築を進める意向を示している。
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