トランプ氏とオバマ氏 中国訪問時の待遇差に注目集まる

2026/05/15
更新: 2026/05/15

トランプ米大統領の今回の訪中に際し、中国共産党側は格式高いの歓迎体制を整えた。これに対し、過去10年前のオバマ元大統領訪中時の冷ややかな対応と比較する動きがネット上で広がっている。

これについて、台湾の著名作家である顏擇雅氏はフェイスブックへの投稿で、「今回の様子を見ると、中共は強硬には強硬で、軟弱には冷淡という姿勢が読み取れる」と指摘した。

顏氏は、テレビ映像からも今回のトランプ氏歓迎の場面にはどこかぎこちなさが見受けられるとしつつも、中共側の意図は、トランプ氏に対して自国が熱烈に歓迎している姿を世界に示すことにあるとの見方を示した。

一方で同氏は、10年前にオバマ氏が杭州を訪問した際の光景と大きな対照をなしていると指摘。当時は群衆による歓迎もなく、中国側は専用タラップやレッドカーペットすら用意しなかったとされる。

顏氏はまた、オバマ氏は多国間主義を重視し、中共に対して比較的穏健な姿勢を取っていたにもかかわらず、そのような待遇を受けたと分析した。

一方で、トランプ氏については対中強硬派かどうか評価が分かれる余地はあるものの、実際に米中貿易戦争を開始した事実は否定できないと述べた。

さらに、トランプ政権下の米国は欧州情勢からの関与を弱め、グリーンランド問題に言及したほか、米ロ関係の改善にも強い意欲を示すなど、一見不可解にも見える政策を展開してきたが、その背景には対中戦略への集中があるとの見方を紹介した。

そのうえで顏氏は、今回の歓迎の対比が示すメッセージは明確だとし、「オバマ氏のように丁寧に接すれば冷遇され、強硬な姿勢を示せば盛大に迎えられる」という構図こそが、今回の政治的シグナルであると結論づけている。

新唐人