13年ぶりに再会した実の父親に向かって、女性は「この変態じじい!」と叫んだ。
兄が近づいても激しく拒絶する。男性の姿を見るだけで怯え、家族でさえ受け入れられない。
中国の農村で長年暮らし、繰り返し性的暴行を受けていた女性。実の家族さえ恐れてしまうその姿が、彼女の心に刻まれた傷の深さを物語っている。
「山西女性修士失踪・性暴力事件」
中国山西省で13年間行方不明になっていた女性「花花(仮名)」の事件で、11月4日、性的暴行などに関与した村民2人に、それぞれ懲役12年と10年の判決が下された。
花花さんは1979年生まれ。中国河北省にある工学系の名門大学・燕山大学で修士号を取得したが、精神疾患を抱え、2011年、32歳のときに自宅から行方不明になった。
その後、山西省の農村で村民に連れ帰られ、地元の男性と暮らし、2人の子供を産んでいた。
さらに、2020年から2024年にかけて、別の村民2人が、彼女の精神状態に問題があることを知りながら繰り返し性的暴行を加えていた。うち1人は、花花さんの未成年の娘にもわいせつ行為をしていた。
2024年11月、家族と支援者の捜索によって、花花さんはようやく発見された。
しかし、13年ぶりに家族と再会した花花さんの反応は、あまりにも痛ましいものだった。
実の父親や兄が近づくと、花花さんは激しく怯え、「変態じじい!」と叫んで拒絶したという。帰宅後も、男性だけでなく女性が近づくだけで強い拒否反応を示した。
長年にわたる性的暴行が明らかになった今、実の家族さえ恐れてしまう彼女の姿からは、心に刻まれた傷の深さがうかがえる。
「拾われた妻」たちの悲劇
本紙が11月3日に掲載した記事「中国農村『拾われた妻』」でも、花花さんの事件を含め、中国農村で長年自由を奪われていた女性たちの実態を取り上げている。
彼女たちは誰にも知られず、隠されていたわけではない。周囲にその存在を知られながら、何年も、何十年も自由を奪われていた。

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