[メルボルン 21日 ロイター] – オーストラリアでは、5月の総選挙を前に、有権者にとって環境問題が大きな関心事の一つとなっていることが明らかになった。
現地紙シドニー・モーニング・ヘラルド(SMH)が引用したイプソスの調査結果によると、オーストラリアにとって最も重要な問題3つを問う質問で、安価な医療サービスへのアクセスとの回答が32%で最多となり、次いで生活費が31%、犯罪が25%だった。
ただ、今回の調査では回答者の23%が環境問題を最大の関心事の一つとして挙げ、4位に入った。2016年の前回選挙の際は、環境問題は14%で9位だった。
一方、豪経済が減速傾向にある中で、経済を主要な懸念材料に挙げた有権者は前回選挙時の30%から23%に減少し5位となった。
投票は5月18日に行われる。世論調査では中道左派の野党労働党が自由党と国民党による保守連合を大きくリードしている。
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