イランの中共ウイルス感染者は1万8000人も? トロント大研究チームが推定
2020年02月27日 12時46分

トロント大学の科学者と医師のグループはこのほど発表した論文で、他の国で起きたイラン関連の中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染例に基づいて、同国内で1万8000人が感染している可能性があると示した。米国国際報道局(IBB)が運営しているイラン向けのペルシャ語放送「ラジオ・ファルダ」が26日報じた。
研究成果は、2月24日までに得られた情報に基づき推定された。研究者らは、イランから他国への旅行者数と、レバノンやカナダなどで確認された感染例に注目した。統計モデルによると、イランでは最大1万8000人が感染している可能性があるという。
「イランを発源地とするCOVID-19の症例が確認された国々(カナダなど)への旅行者数が少ないことから、イランでは現在、かなりの規模のまん延が発生していると考えられる」と論文には記されている。
イラン政府は25日、95件の症例と16人の死亡を発表した。この死亡率の高さは、政府公表の信頼性に疑問を投げかけている。16人の死者が出たということは、少なくとも数百人の感染者がいる。また、感染の発生地であるテヘラン近郊の都市コム選出の国会議員は同日、死者が約50人に上り、政府が実態を隠していると非難したが、保健省は即座に否定した。
イラン保健省は19日、テヘラン近郊の都市コムで、高齢者2人が中共ウイルスに感染し、死亡したと明らかにした。イランで初めて感染と死亡が確認された。
(翻訳編集・李沐恩)
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