上海のテスラ、アップル供給工場で「数千人が感染」従業員語る

2022/04/25
更新: 2022/04/26
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上海では、中国共産党の厳しい「動態清零ゼロコロナ政策)」が実施されているが、感染症の流行は中国国内に広がり続けている。米電気自動車大手テスラのアクセサリーや、米IT大手アップルのノートパソコンを生産している電子大手「クアンタ(広達電脳)」で働いている複数の従業員は最近、大紀元の取材に応じ「数千人の労働者が感染しており、外部に助けを求める声は黙殺されている」と語った。

人口2600万人の巨大都市である上海は、3週間以上にわたって封鎖され、中国経済と国際的なサプライチェーンに深刻な影響を与えている。上海市当局は16日、製造業の生産再開を後押しようと、企業向け「生産再開の疫病予防抑制ガイドライン」を発表した。

中国官製メディアの新華社通信は、広達電脳の上海工場群「QSMC」(松江輸出加工区)にある2工場が、15日から部分的に生産を再開したと報じている。しかし、従業員の話では、同社は依然としてコロナ感染に直面し続けている。

19日、大紀元の取材に対し、広達電脳の李と名乗る従業員は次のように語った。「工場の寮に住んでいるが、多くの人がコロナ陽性反応を示している。私の隣の寮でも陽性者が出ているが、確認された患者をケアする人もおらず病院にも搬送されていない。寮で交差感染が起きている。工場には4万人以上おり、そのうち数千人が感染している」

また、「これだけ多くの感染者が確認されたためか、寮のすべて扉に警報機が設置された。しかし、寮内の公共エリアでの交差感染の危険性については対策が取られておらず消毒もされていない。警報機は、私たちが外出していないかを見張っているのだろう」と述べた。

さらに、「寮の建物内では飲料水設備やトイレは共用だ。工場がどのような感染防止対策を取っているかは知らない。コロナ核酸検査をするために、多くの人が夜間に引き出されている。2000人以上の人が感染しているのに、誰も対策をしていない。いつになったらロックダウンは解除されるのか」と話した。

また、林と名乗る従業員は「何万人もいる工場で、工場側は従業員が外部に集団感染について発言することを禁止している。一部の人は仕事を再開したが、残りの人は寮に隔離されている。陽性反応が出れば、寮A棟に隔離され、何人かは上海郊外の隔離センターに送られる。核酸検査は数日前から中断されている」と語った。

劉と名乗る別の従業員は、「4月13日に最後の核酸検査が行われた。14日に一部の人が他の場所に異動させられ、その後核酸検査は行われていない。寮内には風邪のような症状の人がたくさんいる」と語った。

大紀元の問い合わせに対して、広達電脳からは応答がなかった。

中国国内メディアによれば、ウイルス感染は上海のみならず隣接する浙江省や江蘇省、内陸の陝西省西安市でも感染者数の増加が見られ、当局は封鎖型管理を含む措置を講じている。

大紀元日本 STAFF