混迷する「清零(ゼロコロナ)政策」その真意は何か?【現代中国キーワード】

2022/09/16
更新: 2022/09/16
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清零政策
「清零(せいれい)政策」とは、中国共産党の習近平総書記が命じて始まり、現在も継続されている「中国におけるゼロコロナ政策」のことである。

2021年12月に中国武漢から始まったこの疫病は、またたく間に世界各国に広がり、まさに全人類を震撼させた。

その中国においては、2020年の前半までに「徹底した検査と隔離、都市封鎖によってゼロコロナを実現した。我々は勝利したのだ」と、まことに勇ましく勝利宣言をしている。

もちろん中共は本当の数字を公表しないので、患者や死亡者の実数は分からない。その間、解約された携帯電話(スマホ)の件数は2千万台とも言われている。「持ち主がこの世にいないのか」という想像のほうが、真実に近いかもしれない。

「清零政策」は、新型コロナウイルスの感染者数および患者数を「ゼロ(零)にせよ」と厳命する。もとより中共は数字をごまかして増やしも減らしもするが、この政策はあまりにも無謀であり、すでに破綻していることは誰の目にも明らかであろう。

では、なぜ習近平氏はこれに固執し、継続するのか。
一つは、いちど「勝利宣言」したものを、中共は撤回できないからだ。
もう一つは、今まさに習氏が「誰が俺の命令を、忠実に実行するか」ということを見て、各人の忠誠心の多寡を量っているからである。

もはや国民の医療のためでは全くない。それは党大会後の人事に影響する、まさに中共党員にとって恐るべき「踏み絵」なのである。