「党大会」は5年に1回の最高意思決定機関 習近平氏の再選なるか【現代中国キーワード】

2022/09/09
更新: 2022/09/17
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中国共産党大会】
中国共産党全国代表大会(党大会)は、同党の最高意思決定機関である。
5年に1回おこなわれ、「党中央」と呼ばれる幹部組織の中央委員(約200人)の選出、党規約の改正および重要な政策課題がここで討議される。

日本人には想像しがたいことだが、現在の中国は、政府である国務院および国会である全人代よりも、中国共産党が上位に存在する。実質的に三権分立はないため、立法のほか、司法および行政も「党の指導」に従うか、「党の意向」を第一に忖度する。そのなかに、官僚それぞれの昇進や保身の思惑が錯綜するのである。

不思議なことに、中国の司法が目立って機能するときもある。例えば、中央政治局委員などの重職を務めた大物政治家を逮捕し、「汚職」の罪状により、政治的に失脚させる場合である。これは「見せしめ」によって、中国に社会正義があることを演じる意味が強い。

いずれにしても、党大会が最重要であることは言うまでもないが、とくに今年10月16日から開催される第20回党大会は注目されている。

党の最高指導者である中央委員会総書記に、2期10年を務めた習近平氏が再選されるか。

政治的暴挙にしか見えない「清零(ゼロコロナ)政策」も、再選を目指す習氏の「業績づくり」だと言う。習氏は党大会で、「コロナに勝利し、冬季五輪を成功させた」など、自身の業績を事細かに並べるだろう。

次期総書記を決める投票は、大会最終日の24日に行われる見込みである。