中国の大手通販サイトで売り上げトップのサプリブランドが、「海外製」をうたいながら実際は中国国内で生産していた疑いが浮上し、波紋が広がっている。
問題となっているのは、目の健康サプリで知られる「優思益(ユースイー)」というブランドだ。パッケージにはオーストラリア産と記載しているが、実際の製造元は中国企業であることが消費者の指摘で明らかになった。
さらに現地調査では、オーストラリア・メルボルンにあるとされた登録住所が、自動車修理工場だったことも判明した。ブランド側は「旧オフィスを貸し出したため」と説明しているが、信頼性への疑問は消えていない。
この商品は、動画配信者や芸能人による宣伝で急速に広まり、数百万本単位で販売された。問題発覚後、主要な通販サイトでは販売停止となり、関係した販売会社も返金対応を発表した。
今回の件を受け、中国当局は通販大手に対し、審査体制の強化を求める指導を行った。しかしネット上では、「なぜ長年見逃されてきたのか」「審査は形だけではないか」といった批判が相次いでいる。
背景には、「海外ブランドの方が安全」という消費者心理を利用した販売手法があると指摘している。過去の食品安全問題の影響もあり、国内製品への不信感が根強く残っているためだ。
こうした「海外ブランドを装う商品」はこれまでも繰り返し問題になっており、今回のケースもその一例にすぎない。
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