世界銀行は14日発表した中国経済に関する四半期報告で、中国の経済成長は今後減速する一方で、不均衡問題は解消しないとの見方を明らかにした。世界銀行は、2007年の中国国内総生産(GDP)伸び率について、9.6%とする従来予想を維持。輸出と投資の伸びが最近の速いペースからやや鈍化するとみている。
06年の中国GDP伸び率は10.7%だった。
世界銀行北京事務所のエコノミストは、輸出および投資主導の経済成長を是正しようとする政府の取り組みにもかかわらず、不均衡問題は解消しない、と指摘。
世界銀行は報告で「生産性が引き続き向上し、世界経済が回復していることを考えると、輸出の伸びの鈍化は小幅なものにとどまる」としたほか、「国内では、投資を促進する基本要因が残り、2007年も投資の伸びが大幅に鈍化する可能性は少ない」とした。
また、中国が巨額の経常黒字を維持し、外貨準備高が一段と増える可能性が指摘された。
報告は、中国は経済成長要因としての内需促進などその他の試練を抱えるとしながらも、経済見通しは「全般に良好」とした。
07年の輸出の伸び(実質)は、06年の24%から、20%に鈍化すると予想。
さらに、貿易黒字削減の迅速化に向け、その他の措置と共に、人民元の上昇ペースを速めることも必要だと指摘した。
[北京 14日 ロイター]
(07/02/15 08:10)
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