[マナマ 18日 ロイター] – バーレーンとイスラエルは18日、外交関係の樹立に向けた共同声明に署名した。バーレーンの首都マナマで式典を開催し、ムニューシン米財務長官も出席した。
バーレーンは先月、アラブ首長国連邦(UAE)に続いてイスラエルとの国交を正常化することで合意していた。
イスラエル代表団はチャーター機でバーレーン入り。ムニューシン米財務長官が同行した。
バーレーンのザヤニ外相は署名式典後、「両国の国交を開始する歴史的な訪問だった」と述べた。
イスラエルとの国交正常化には、バーレーン国内外から批判の声が巻き起こっている。
ただザヤニ外相は、交流と協力が、地域に真の恒久的な平和をもたらすために最も効果的かつ持続可能な方法であり、バーレーンはイスラエルとパレスチナの紛争の対話を通じた解決に向けて支援を行うと述べた。
ムニューシン米財務長官は、この合意は地域の安定化にとって重要な一歩だと評価。その上で「まだほんの始まりにすぎない」と述べた。
また両国は、通商や航空サービス、通信技術、金融、農業などの分野をカバーする複数の覚書に署名した。