米英豪やEU、台湾めぐる言及増加…「インド太平洋で重要な役割」

台湾は米英豪の新枠組み「AUKUS」を歓迎し、今後も米国および欧州連合(EU)との外交関係を深めていくことを望んでいると表明した。また、台湾外務省の欧江安報道官は、台湾は3カ国とインド太平洋地域の平和と安定に関する価値観を共有していると語った。
2021/09/22

インド太平洋諸国の軍事指導者等が団結して防衛外交と協力体制を深化

安保懸念が高まりつつあるインド太平洋地域の課題対策に関する協力体制を推進することを目的する第23回年次インド・アジア太平洋諸国参謀総長等会議(CHOD)がハワイで開かれた。同地域の同盟・提携国19ヵ国の上級軍事指導者等がハワイに集合した。主催組織の米インド太平洋軍(USINDOPACOM)の司令官を務めるジョン・C・アキリーノ(John C. Aquilino)大将が進行役を務めた。
2021/09/03

英空母や海自が沖縄周辺で演習 中国無人機は東シナ海や宮古海峡を飛来 情報収集か

英空母クイーン・エリザベス打撃群は、米海軍、オランダ海軍、日本の海上自衛隊と沖縄の南部で、8月24日に合同演習を行なった。中国軍が拡張するなか、国際連携の力を誇示した。いっぽう、24日から25日にかけて、中国軍機が東シナ海と宮古海峡を飛行させ、多国間訓練に反応を示した。
2021/08/26

日米豪印「クアッド」政府高官会議 今秋の首脳会談に向けて調整

戦略枠組み「クアッド」の構成国である日米豪印は12日、政府高官によるビデオ会議を開催した。インド太平洋地域の自由と開放性を推進し、台湾問題など中国共産党政権による課題に共同で対処することが議論された。
2021/08/14

NATOと関係強化に取り組むインド

北大西洋条約機構(NATO)同盟国4ヵ国と合同軍事演習を実施することで、インド海軍は相互運用性の向上および海洋脅威に対抗する複合作戦の強化に取り組んでいる。
2021/08/12

独軍艦がアジアに向け出港 上海に寄港予定も「大局的には欧州の本気度示す」=専門家

ドイツは8月2日、約20年ぶりに軍艦を南シナ海に派遣する。インド太平洋地域での軍事的プレゼンスを拡大することで、価値観を共にする西洋諸国と協調を図る。いっぽう、当該艦艇は中国・上海への寄港も予定している。一見矛盾するような動きについて専門家は、自由主義国との連携と中国経済への依存という点で、ドイツによるアジアの関与は調整段階にあるとみている。
2021/08/06

防衛省統合幕僚監部、中国語で英空母打撃群との共同訓練をツイート

防衛省・統合幕僚監部が15日、ツイッターを更新し、インド太平洋地域に向かう英海軍空母打撃群との共同訓練について、中国大陸で使用する標準語で、動画とコメントを投稿した。動画にも標準語の字幕が付けられている。
2021/07/17

「南シナ海仲裁裁判」から5年 判決を継続的に無視する中国

フィリピンが南シナ海の領有権紛争に関して裁判を申し立てた通称「南シナ海仲裁裁判」で、国際仲裁法廷が九段線に基づく中国の海洋権益主張には法的根拠がないという判決を下してから2021年7月12日で5年目を迎える。にも関わらず、中国は継続的に同判定を無視し領有権を巡る他の紛争解決にも協力的な姿勢を示していない。
2021/07/12

米議員、台湾防衛法案を再提出 中国の侵攻を阻止する軍事力の維持を求める

中国共産党は台湾およびインド太平洋地域において好戦的な態度を強め、世界中で拡張主義を推し進めている。これに警戒心を抱くジョシュ・ホーリー米上院議員ら複数の議員は16日、中国による台湾の侵攻危機を米国が阻止することを定めた「台湾防衛法案」を発表した。
2021/06/17

米国保健福祉省がパラオでのワクチン投与を支援

米国保健福祉省(HHS)は最近、パラオ保健省(MOH)と協議を行い、新型コロナウイルス感染症ワクチン投与に協力する医療支援隊を同太平洋島嶼国に派遣した。
2021/06/08

各国と提携してIUU漁業対策に臨む米国沿岸警備隊

2017年後半、国際連合が6月5日を「IUU漁業(違法・無報告・無規制漁業)と闘う国際デー」として宣言した。同宣言以来、今年は4回目となる年次恒例意識向上キャンペーンが開催されるが世界中で継続的にIUU漁業問題が深刻化している。
2021/06/07

中国の脅威 アフリカ前哨基地より大西洋側に押し寄せる=米司令官

米アフリカ軍(AFRICOM)司令官は、中国による脅威は太平洋地域からだけでなく、大西洋側からも押し寄せる可能性があると警告している。
2021/05/29

韓国、米寄りの政策に切り替わるか 米韓共同声明に台湾問題、FOIPを明記

21日に開かれた米韓首脳会談は、バイデン米大統領就任後、2人目となる対面での外国首脳会談となった。各国マスコミでは米中覇権争いが加熱している中、任期末に入った文在寅政権の対外政策は、従来の親中路線から脱却し、米寄りに切り替わる契機になるとの見方がある。
2021/05/26

英豪NZシンガポール、マレーシアが5カ国演習を実施 50年前の防衛枠組を再構築

4月5日から28日にかけて実施された2021年「ベルサマ・シールド」演習にオーストラリア、マレーシア、ニュージーランド、シンガポール、英国が参加し軍事的相互運用性と防衛関係の強化を図った。同演習は50年前に上記5か国が締結した軍事同盟「5か国防衛取極(FPDA)」の枠組の一環である。
2021/05/25

新たな領域「宇宙」も 日米協力強化 岸防衛相は米宇宙司令官と会談

岸信夫防衛相は5月21日、防衛省で、宇宙コマンド司令官ジェームズ・ディキンソン大将と会談した。両者は、宇宙空間の安定的な利用の確保の重要性など、日米防衛当局間の協力について意見交換したという。
2021/05/23

ASEAN軍隊、パンデミックを経て価値高まった=報告

ASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国の軍隊は、自然災害が発生した際に人道支援と災害救援を提供する上で常に重要な役割を果たしてきた。しかし、この地域のシンクタンクからの報告によると、この重要な軍事行動は被災者の生命と生活を救うために強化できる可能性があると示唆している。
2021/05/19

ABCD包囲網に類似の状況 中共の脅威に直面し、結束するクアッド=日本の専門家

日本や米国を含むインド太平洋地域における中国共産党の覇権主義の影響力が拡大する中、自由と民主を支持する国々の連帯が強まっている。日本の専門家は大紀元英語版の取材に対して、地域の経済と安全保障の協力枠組み「日米豪印戦略対話(クアッド、Quads)」は、平和と安全を確保する既存ルールの維持のために、結束は強化されていくだろうと語った。
2021/05/17

英印首脳、中期計画「2030ロードマップ」に合意

英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相とインドのナレンドラ・モディ首相は5月4日のオンライン会談で、「2030ロードマップ」という中期的な行動計画について合意した。将来的には、自由貿易協定(FTA)の交渉も開始する考えを明記し、保健、環境保護、通商や学術交流などの面においても協力を深まることで一致した。
2021/05/14

尖閣諸島周辺水域に中国船 84日連続

5月7日、海上保安庁の巡視船は、中国海警局の船5隻が沖縄県の尖閣周辺の接続水域で航行していることを確認した。中国船舶が尖閣諸島周辺で確認されたのは84日連続となる。
2021/05/07

自由で開かれたインド太平洋の確立に向け「確固たる同盟」=日米首脳会談

いわゆる「旧日米安保条約」が締結されてから70年を歴史を迎える。2021年4月に開催された日米首脳会談では、両国首脳陣は日米間の「揺るぎない」同盟が「インド太平洋地域だけでなく、世界の平和と安全の礎石」として存続していると公言した。
2021/05/01

中国ワクチン外交の衰退 米国は引き続き武漢研究所流出説を調査

 新型コロナウイルスの起源を調査した世界保健機関(WHO)調査団の報告書が発表されてから数週間が経過したが、多くの専門家や諸国はウイルス関連のデータや情報における中国の透明性の欠如に対して不満を露わにしている。
2021/04/30

EUのインド太平洋戦略、中国の拡張を念頭に関与強化へ

4月19日、欧州連合(EU)理事会はインド太平洋地域における協力のためのEU戦略に関する結論を採択した。中国の力の拡張により地域の緊張が高まっているなか、安全保障や経済などの側面において、協力関係の強化を目指し、安定、安全、繁栄および持続可能な開発に貢献することを掲げた。
2021/04/27

印太地域の連携強化 自衛隊、5月にフランス陸軍と米海兵隊と九州で離島防衛訓練

岸信夫防衛大臣は4月23日の閣議後の記者会見で、5月11日から17日の日程で、フランス陸軍と米海兵隊と九州で離島防衛訓練を行うことを発表した。3国は自由で開かれたインド太平洋を維持するとの価値観を共有している。これに挑戦する動きを続ける中国を牽制する狙いがある。
2021/04/24

米戦略軍司令官、中国軍の急速な核軍拡を警告 「最大の戦略的脅威」

核兵器の統合運用を行うアメリカ戦略軍(USSTRATCOM)の司令官、チャールズ・リチャード(Charles Richard)海軍大将は20日、米議会公聴会で、中国当局は軍事力の近代化や核戦力を急速に進めていると警告した。
2021/04/22

宮古海峡を通過した中国空母「遼寧」 米司令官が洋上からばっちり監視 

米海軍が4月4日にフィリピン海で撮影した写真に、オンラインで注目が集まった。写真には、海軍上級将校が洋上のミサイル駆逐艦の操舵室から足を投げ出し、中国海軍空母「遼寧」打撃群を肉眼で監視している様子がおさめられている。この数日後の9日、米海軍空母セオドア・ルーズベルトの空母打撃群が南シナ海で演習を行なった。中国軍に対する抑止を高めているとみられる。
2021/04/17

仏外相が訪印 インド太平洋地域で足場固め

ジャン=イヴ・ル・ドリアン(Jean-Yves Le Drian)仏外務大臣は4月13日から15日にかけて、インドを公式訪問した。在印フランス大使館によると、今回の訪問の主要な目的は様々な分野において、特にインド太平洋での戦略的な協力を強め、地域防衛フォーラム「Raisina Dialogue」にも参加する予定。
2021/04/16

ウイグルや香港、臓器移植を考える会など 在日13団体の連絡協議会が成立

中国の人権問題に取り組む少数民族や香港の団体からなる「インド太平洋人権問題連絡協議会」が3月30日午後に成立した。同日、連絡協議会は声明を発表。議員連盟によって進められている中国の人権問題を非難する国会決議に向けた議論を支持し、日本政府に具体的な対策を打ち出すよう求めた。
2021/04/07

森林火災支援に謝意、豪州がパプアニューギニアに消防車5台を寄贈

2019年から2020年にかけて発生した激しいオーストラリア森林火災によりもたらされた損害、消防費用、清掃費用は7兆5000億円相当(750億米ドル)を上回るが、世界諸国から資金・資源の供与や消防士派遣などの援助が寄せられた。
2021/03/29

初の日米豪印首脳会談 インド太平洋の「新たな夜明け」

通称「Quad(クアッド)」として知られる日米豪印戦略対話(4か国戦略対話)に参加する民主主義国のオーストラリア、インド、日本、米国の首脳陣が、2019新型コロナウイルス急性呼吸器疾患(COVID-19)パンデミック対策を主導しながら「インド太平洋地域の平和と安定の支えとなる」ことを、初の日米豪印首脳会談で再確認した。
2021/03/26

ブリンケン米国務長官、中国を「最大の地政学的試練」と指摘

米国が直面している重要課題として「米中対立の激化」を挙げたジョー・バイデン米政権のアントニー・ブリンケン国務長官は、中国という共産主義政権を今世紀最大の地政学的試練と表現した。
2021/03/24