オランダ経済大臣が半導体メーカー・ネクスペリア接収の経緯や中国移転計画疑惑について語った。欧州の依存リスクに警鐘。
オランダ政府が半導体メーカー「ネクスペリア」を接収した背景には、中国側への技術流出疑惑があった。欧州の産業基盤を脅かす構図と、その背後にある国家安全保障上の懸念とは
オランダのメディアは10月27日、オランダ政府が9月に半導体メーカー「ネクスペリア」の接収を決定したのは、同社のCEOである張学政が機密情報を中国に移し、欧州事業を分割したうえで生産を中国へ移転していたことを懸念したためだと報じた。
オランダ政府は最近、中国資本に買収された半導体メーカー「ネクスペリア」の資産および事業を緊急凍結し、中国側の経営幹部を解任した。今回の措置は、オランダの知的財産や、欧州の自動車産業に不可欠な半導体供給の安全を守ることを目的としている。
7月に中国系企業に買収された英半導体受託製造最大手、ニューポート・ウエハー・ファブ(Newport Wafer Fab,NWF)は、米同業大手iDEALとの業務提携を一方的に破棄したという。iDEALが8月13日に明らかにした。
2021/08/16
英国政府は、中国が所有するオランダ企業に買収された英最大の半導体ファウンドリー企業、ニューポート・ウエハー・ファブ(Newport Wafer Fab)への資金提供を停止した。
2021/07/26