新渡戸稲造

（前稿より続く）戦後75年。平和を享受できる私たちは、もちろん幸せである。

（前稿より続く）新渡戸は、民衆に規範を示した武士道について、次のように書いている。

（前稿より続く）明治以降、武士道にやや近い概念として、大和魂という言葉も多用されるようになった。

（前稿より続く）新渡戸『武士道』を、切り取って論述することは適切でないと、自戒しながら本稿を書いている。

（前稿より続く）もちろん、忠臣蔵の義士が「公」としたのは、亡君である浅野公への忠義であり、それ以上の広がりはない。

（前稿から続く）武士道を具現するために、人間は潔くなければならない。

（前稿より続く）「生に執着せず、死と親しむ」とは難しい注文であるが、確かに武士道の一面であるようだ。

（前稿より続く）それは武士道に恥じぬ戦いぶりでなければならない。

（前稿より続く）脱線を承知で、もう少し書く。忠臣蔵は、歌舞伎や浄瑠璃になって独自の道を歩き始める。

（前稿より続く）江戸時代は、日本史における魅力ある時代だが、同時に厳格な身分差別の社会でもあった。

（前稿より続く）司馬さんもまた、「日本人とは何か」を探求し続けた人だった。