中国のSNSで、投稿内容によって拡散のされ方に差があるのではないかとの指摘が広がっている。アメリカを評価する内容は広まりにくく、批判的な内容は拡散されやすいという。
問題が指摘されているのは、動画共有アプリ「抖音」。TikTokの中国版にあたるサービスである。
この抖音上では、アメリカを評価する動画は再生数が十数万回から多くても三十万回程度にとどまる一方、批判的な内容は数百万回再生に達するケースもある。「どの内容が拡散されるかは明らかだ」との声が多く上がっている。
こうした偏りにより、利用者が受け取る情報は大きく偏り、全体像が見えにくい状態になっている。
一方、中国のメッセージアプリ「微信」でも規制が続く。運営側は3月、約6万件のアカウントを処分し、そのうち1209件を永久停止としたと発表した。「社会に悪影響を与える情報」や話題に便乗した投稿などが理由とされている。
しかし、社会問題や司法の不公正を取り上げていた発信者も含まれている。複数の書き手が自身のアカウント停止を訴えた。
国営メディアは「国民の批判の声を受け止めるべきだ」との論調を示したが、記事のコメント欄は閉鎖されていた。ネット上では、「言っていることとやっていることが違う」といった批判が相次ぎ、不信感が広がっている。
情報の拡散や制限の基準が不透明なまま、利用者が接する情報は大きく偏り、現実の姿が歪められている。
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