牛や豚に広がる強い感染病(口蹄疫)が発生し、各地に急速に広がっているとの情報が出ている。感染への不安と情報不足が重なり、現場では混乱が広がっている。
当局は3月、新疆と甘粛で感染の発生を発表した。確認されたのは牛の感染だが、その後、内モンゴルや東北3省、山東など計7省に広がったとの声が現場から出ている。
この病気は非常に感染力が強く、短期間で広範囲に広がる可能性がある。さらに中国では、致死率の高い別の感染症(アフリカ豚熱)も続いており、複数の感染リスクが重なっている状況だ。
こうした中、養豚業者の間では「感染する前に売るしかない」として出荷が急増した。その結果、豚が市場にあふれ、価格が一気に崩れた。
4月2日時点で、豚の取引価格は1キロ10元(約230円)を下回り、過去最低水準となった。地域によっては1キロ2~4元(約50~90円)という極端な安値も出ている。
一方で、生産コストは1キロ12元(約280円)前後とされ、現在の価格では出荷するほど赤字になる。飼料価格の上昇も重なり、養豚業者は「売っても損、抱えても損」という厳しい状況に追い込まれている。
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