与謝野経済財政・金融担当相は27日の閣議後の会見で、政府・与党が合意した歳出削減策の実現性が問題視されていることについて「実際の削減は困難だが、歳出削減の十分な根拠と論拠が出来上がった」と述べた。
与謝野担当相は歳出削減策をまとめた自民党の作業の手順について「総論で(歳出を)切ったわけではなく、各論で積み上げて切った」と、数字合わせではないことを強調し、将来に対して歳出削減をするための十分な根拠・論拠が出来上がったとした。
日銀の福井総裁が村上ファンドに1000万円拠出していた問題で、総裁辞任を求める声が高まっていることについては「一連の国会答弁で、私の立場は尽きている」と述べるにとどめた。
与謝野担当相は25日のフジテレビの番組でも「金融政策に対する信認は揺るがない」と述べるとともに、世界的な株価調整や原油価格の高止まりなど不安定要素がある中で「こういうとき日本から誤ったメッセージを出してはいけない」と述べ、福井総裁を擁護する発言を行っている。
[ロイター27日=東京]
|