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 「フォーカス」誌のマークウルト編集長(Getty Images)

独誌「フォーカス」、新華社に誹謗中傷報道の撤回求める

 【大紀元日本9月18日】独誌「フォーカス」は中国の官製メディア「新華社」に警告を発し、ドイツ政府系メディア「ドイチェ・ベレ」ラジオ局の中国人女性副部長・張丹紅氏の親中派言論をいち早く報道した同誌への誹謗中傷を取りやめ、事実に基づかない報道の撤回などを求めている。応じない場合、法的訴訟を起こすという。

 渦中の張丹紅氏(42)は中国国内出身で、「ドイチェ・ベレ」ラジオ局の中国語報道部の副部長を務めている。北京五輪の前、張丹紅氏はドイツのテレビなどの公の場で、中国共産党賛美の発言を頻繁に発した。中国共産党は「世界人権宣言」第三条の実現に「世界のいかなる政治勢力よりも多大の貢献を捧げた」とか、五輪期間中にもチベットと法輪功のサイトへのインターネット封鎖が解除されないことについて、「ドイツでも児童ポルノと極右翼のサイトは見られない」などと中国当局を擁護し続けた。

 「フォーカス」誌は8月11日、「ドイチェ・ベレの専門家は中共を賛美」の記事を掲載し、ドイツ社民党の議会報道官ディト・ウィフェエルシピツ氏の「張氏の頭にはニュース検閲のシステムが装着されている」などの非難のコメントを紹介した。

 それがきっかけとなり、ドイツ政界とメディアから張氏の親中派言論への強い非難が集中、「ドイチェ・ベレの職務に相応しくない」の見方が続出した。ドイチェ・ベレもその発言は同局の自由・民主・人権の価値観に反すると認め、8月22日、張丹紅に期限付きの司会降板の処分を下し、謹慎中にメディア取材を受けてはならないと処した。

 その直後の8月28日から、中国当局の官製メディア新華社は、「ドイチェ・ベレは言論の自由を破壊した」と非難した上、「ドイツ政府とメディアが法輪功関係者から影響を受けている、独誌『フォーカス』の『法輪功』背景の記者が張丹紅に対してネガティブな報道をしている」などと繰り返し報道し、読者に法輪功への反感を煽ごうとしてきた。8月30日の関連評論では、「ドイツ政界とメディアによる張丹紅氏への批判は、ナチスが異議者に対するやり方を連想させられる」などと批判した。

 9月12日、「フォーカス」誌は新華社に対し、声明文を公表し、新華社に対し、この種の誹謗中傷の中止などを求めた。

 「フォーカス」誌はドイツ国内シェア第三位の週刊誌。マークウルト編集長は新華社について、「新華社は政府の指揮の下で私たちを誹謗しているかもしれない。この種の行為はほんとうにでたらめである。私たちの編集者は法輪功といかなる関係もない。しかし、優秀なジャーナリストと報道の自由にとって、国家という壁はない。そのため、私たちは法的措置を取り、公で本件の責任者に対し、その事実歪曲の報道の停止・撤回を求めている」と述べた。

 同誌は新華社ベルリン支社と中国駐ドイツ大使館に上記の要求を伝えた。そのスポークスマンは、新華社が要求を無視する場合、ドイツの裁判所に法的訴訟を起こす構えを示した。

 ドイツ・ベルリン紙は9月9日、国境なき記者団の評価を引用し、中国当局に率いられている新華社は「世界最大の宣伝企業である」と評した。

(記者・李明徳、翻訳編集・叶子)


 (08/09/18 06:51)  





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