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カナダ議会で開かれた記者会見(大紀元)

カナダ元司法大臣ら、中国人権弁護士の釈放求める

 【大紀元日本3月6日】カナダ元司法大臣アーウィン・コトラー氏を含め、複数の政界要人や、人権団体代表は3月2日、カナダ議会で共同記者会見を開き、カナダ政府に対し、監禁中の中国人権派弁護士の釈放を中国当局に働きかけるよう求めた。

 高智晟弁護士は中国国内の著名な人権派弁護士で、社会的に弱い立場にいる被害者に無料の弁護を提供するなど、正義の味方として全国的に名を知られており、「全国最優秀弁護士10人」にも入選されていた。2004年から同弁護士は、中国国内ではタブーとされている法輪功への集団弾圧の実態を独自調査しはじめ、その後、中国最高指導部に対し、法輪功への集団弾圧の違法性と弾圧の停止を嘆願する3通の公開状を進呈した。そのことにより、2006年年末に、同弁護士の法律事務所が強制閉鎖され、2007年8月から、幾度も当局に逮捕・監禁されてきた。情報によると、今年2月4日、獄中で受けた悲惨な拷問の実態を暴露した直後に、同弁護士は再び逮捕された。

 記者会見には、上記のコトラー元司法大臣のほか、カナダの議会議員、新民主党のウェイン・マーストン氏や、アムネスティのカナダ支局のエリックス・ニブ局長、カナダ元外交官・議会議員のデービット・キルガー氏、中国の民主活動家などが参加した。

 法律専門家でもあるコトラー元司法大臣はメディアへの公告で、「高智晟弁護士は、中国の法律・人権領域における勇敢な英雄である」とし、同氏が国家政権の違法逮捕、監禁、拷問の被害者になったことに強い怒りを表し、「正確にいえば、裁きを受けるべきは中国の執政者である」と話した。

 2月はじめに、高智晟弁護士は2007年9月から11月までに監禁されていた50日間に受けた拷問の実態を公表した。それによると、電気警棒で顔や、上半身、生殖器などを長時間、電撃されたり、爪楊枝で陰部を刺されたり、人間の排泄物を浴びせられるなどの虐待を受けたという。暴露の直後に、同弁護士は再び、当局に逮捕されたもよう。

 アムネスティインターナショナルのカナダ支局のエリックス・ニブ局長は、「われわれは高弁護士の身の安全に強い関心を示す。カナダ政府には、中国当局に対し本件への態度を示してほしい」と述べ、カナダ政府に対し有効な措置を講じ、人権問題をカナダ・中国両国関係の核心に位置づけるよう訴えた。

 カナダ元外交官・元議会議員のデービット・キルガー氏は、同弁護士を「限りなく勇敢な人」と称え、「高智晟弁護士は、マンデラ、ガンジーとリンカーンと並べて、私の心の中の英雄である」と語った。

 カナダ在住の中国民主活動家・石興建氏は、「残念ながら、多くの中国人は個人の利益のために本音を語る勇気を失った。しかし、高智晟弁護士はそうではなかった。彼は中国の弱者層、特に法輪功学習者の自由のために戦っている。その行動が招く結果について、同氏はだれよりもはっきりとわかっている。にもかかわらず、正義と真理の道を選んだ。・・・、高弁護士は中華民族の最優秀の品格を表した」と述べた。

 同日、数十人の支援者がオタワの中国大使館の前で高智晟弁護士の釈放を求める抗議活動を行った。

 
(記者・梁耀、翻訳編集・叶子)


 (09/03/06 06:54)  





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