【大紀元日本4月22日】台湾と中国大陸間の「海峡両岸の航空直行便運行協議」の一環で、4月18日に中国厦門航空の瀋陽から台湾松山航路の初運行で、台湾のビザを取得していない38人が強硬に入国しようとした事件が発生した。台湾移民局は中国人ガイドを含む計38人を全員同じ飛行機で強制送還した。両岸航空直行便運行して以来、旅行団体全員が強制送還された事件はこれが最初である。
台湾自由時報によると、18日午前11時20分に瀋陽を出発した中国厦門航空MF897便は164人乗客を乗せ、午後2時47分に台湾に到着した。台湾のビザを所持していない入国できない38人に対して、台湾移民局は全員を強制送還したほか移民法の規定に則り、中国厦門航空会社に対して、185万元(約800万円)の罰金を処し、類似事件の発生は2度とないように命じたという。今回の事件に対して、厦門航空台湾事務所副社長の荘暁暉(ズゥアン・シァウフイ)氏は原因追究すると示した。
情報によると、今回と同様な事件が少し前にもあったばかりだ。同月15日、2人の中国人旅行者は台湾のビザを申請したが、ビザが下りないままに台湾に入国しようとした。当時、台湾移民局は便宜を図り、その場で特別ビザを緊急発行したという。
今回は、厦門航空の台湾エージェントがビザを所持していない中国人旅行者が直行便に搭乗していることを知り、事前に空港関係者に連絡をした。台湾移民局および空港警察関係者が松山空港で待機していた。
空港側は、中国人旅行者が強硬に通関することを防ぐために、旅客機は別の場所に止めさせ、移民局関係者は旅客機が停止したと同時に機内検査を行い、警察は旅客機の入口を警備した。最終的に、ビザを持っている129人は入国し、台湾ビザを申請していない38人の入国は不許可になった。
台湾に入国できないことを知った38人の中国人旅行者は、台湾政府は情理をわきまえない、旅行会社がでたらめをするからだと、いきなり口きたなく罵り始めた。また、台湾で観光をしたいから、寛大な態度で対処して欲しいと涙をこぼす乗客もいた。一方、38人の内の数人が入国できないことに対して逆上し、強硬に飛行機を降りようとした。さらに、旅客機の入口を遮り、次の乗客を載せないように「脅し」をかける騒ぎがあったが、しばらくして静まった。
同機は約30分遅れて同日午後5時頃に38人と他の131人の乗客と共に瀋陽へ出発した。
(翻訳編集・余靜)
(09/04/22 06:47)
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