「FBI幹部による連邦議会への嘘は我々のシステムの根幹を揺るがすものだ」とキャッシュ・パテルFBI長官は述べた。
10月23日に公開された裁判書類によると、元米大統領ジョー・バイデン氏の息子であるハンター・バイデン氏のラップトップを巡り、虚偽の供述をしたとして、元FBI幹部2人が起訴された。
10月20日付で金曜日に公開された起訴状によると、ニコール・フロリス(Nicole Floris)およびブラッドリー・ベナビデス(Bradley Benavides)の両被告は、ハンター・バイデン氏に関する捜査の対応を調査していた議会委員会に対し、虚偽の発言をしたとしてそれぞれ議会への虚偽陳述の罪で起訴された。
起訴状によれば、フロリス、ベナビデス両被告はFBIの外国影響力対策タスクフォース(Foreign Influence Task Force)に所属し、機密事項のブリーフィングへの参加や、ロン・ジョンソン上院議員(共和党・ウィスコンシン州選出)およびチャック・グラスリー上院議員(共和党・アイオワ州選出)が発見した情報に関するメッセージの送信など、同機関のハンター・バイデン氏に関する捜査に関与していた。
フロリス被告は2023年の議会パネルでの証言において、2020年に両上院議員へ情報の伝達を支援した際、彼らがハンター・バイデン氏を調査しているとは知らなかったと述べた。
同被告は、2020年秋に両氏の上院委員会がハンター・バイデン氏に関する調査報告書を公表したことも未だに知らず、彼らの業務は自身のFBIにおける職務とは一切関係がなく、自身は捜査に関与しておらず、少なくとも自身が同席した場においてタスクフォースでハンター・バイデン氏について議論されたことは一度もなかったと主張した。
しかし実際には、フロリス被告は1年以上にわたりハンター・バイデン氏を捜査していたチームと頻繁に連絡を取り合い、当該案件に関する情報の送受信を行っていたほか、書面を含めハンター・バイデン氏に関する会話に個人的に関与していたと起訴状は指摘している。書類によれば、同被告はジョンソン、グラスリー両議員の報告書が公表された当日の朝にもそれを回覧していた。
一方、ベナビデス被告は、同じく2023年の後半に別の議会パネルで、ハンター・バイデン氏のラップトップに関する2020年のニューヨーク・ポスト紙の報道について、数日前の証言準備を行うまで知らなかったと述べた。
また、出頭の準備のためにWikipediaを読むまでハンター・バイデン氏のパソコンに関するFBIの捜査について知らなかったとし、自身のFBIにおける職務の一環としてその捜査に関する知識は一切なかったと断言した。
しかし検察側が入手した書類によれば、ベナビデス被告はニューヨーク・ポスト紙の報道が掲載された当日にその記事について議論しており、捜査を担当する次席特別捜査官との協議を含め、ハンター・バイデン氏の捜査に関する議論に関与していた。
キャッシュ・パテルFBI長官は声明で、「FBI幹部による連邦議会への嘘は我々のシステムの根幹を揺るがすものだ」とし、「法の上に立つ者は誰もいない」と述べた。
フロリス、ベナビデス両被告は、有罪となった場合、それぞれ最高で禁錮5年の刑に処される可能性がある。
フロリス被告を弁護する弁護士らは声明で、「ニッキ・フロリスは愛国者である。彼女は20年近くにわたり、献身的なFBI情報官として我が国に奉仕してきた」と述べた。
「しかし今日、司法省は事実ではなく政治家たちの言い分に基づいて、彼女を犯罪者として不当に告発した。政府が数年を経た今、選挙の直前にこのような不条理な起訴に踏み切ったのは決して偶然ではない」
なお、裁判所の記録にはベナビデス被告の弁護士の名前は記載されていなかった。
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