中国共産党政権が「安定と団結」を掲げた四中全会のさなか、中国各地で事件が続発。湖北では小学生の列に車が突っ込み、北京では陳情者が焼身。政権が吹聴する「安定」とは裏腹に、社会不安が渦巻いている。
中国・湖南省冷水江市の公務員が中国共産党からの脱党を宣言。その後、自宅周辺での監視や妨害行為を告白し、「私は絶対に自殺しない」と不自殺を言明した。
公開裁判なのに、なぜ入れない──上海の法廷で傍聴を希望した市民が次々と公安に締め出される異常事態が発生。
中国の陳情制度の限界が生んだ悲劇か。政府庁舎正門前でガソリンをかぶり、自らに火を放ち、炎上した女性。
テロリスト扱いされた市民たち、「民意」を届けようとしただけで、国家権力が牙をむく。
中国「司法なき国」で広がる絶望、「陳情20年」の現実。
1999年4月25日、1万人超の法輪功学習者が北京で平和的陳情をした。26年後も信仰と「真・善・忍」を守り続けている。
毎年繰り返される哀歌。中国で「両会」期間中、高齢の陳情民が川へ飛び降り自殺。
作られた偽の繁栄。現代中国において一番混んでいる場所は?
陳情者を拉致しようとする拉致要員の公安らが拉致任務の最中に交通事故に巻き込まれて死亡、しかしネット上では大歓声。
今年も、重要会議の開催を控える北京で、陳情民排除の動きが目立つ。
今から25年前の1999年4月25日、法輪功の学習者たちが中国共産党の政治的中枢「中南海」で陳情を行った。その現場に立ち会ったオーストラリアの法学者で元北京大学教師である袁紅冰氏はその時に受けた深い印象を語った。
中国共産党による法輪功迫害が25年目に突入するなか、日本の法輪功学習者は21日、東京都内で平和的なパレードを行なった。精神修養による鍛錬と健康増進の高い効果により、法輪功は日本社会でも広がりを見せている。
2024年3月29日、福建省福清市出身の陳情者・王愛英さんは精神病院で毒物注射や薬物の強制投与などの迫害を受けて死亡したことがわかった。
中国における「市中引き回し」は、かつて清朝のころまで行われていた前近代的な蛮風である。それが最近、重慶市で行われたという。
中国の地方政府は、陳情者を黙らせるために、いろいろな手を尽くしている。持病のある陳情者に、治療を受けさせない事例もある。
今月10日、張楓英さんとその家族は、山東省政府を訴えるために裁判所へ向かう途中、政府職員を含む20数人の暴漢に襲われ、負傷した。
中国共産党の重要会議「両会」は今月11日に閉幕した。しかし、地方から北京を訪れた陳情民のなかには、拘束されたまま行方不明になっている人もいる。
毎年恒例のことだが、北京で重要会議があるときには、その開催にあわせて中央に直訴するため、全国各地からの陳情者が北京に殺到する。
コロナワクチン被害者が中共政府に対して求める事実認定と補償問題など、被害当時者による権利擁護への長く険しい「闘い」は今も続いている。
接種したポリオワクチンにより、息子が重篤な健康被害を受けたことで陳情を行った母親、賈小玉さんに対し「懲役4年」の重い判決が下された。
12月9日、四川省成都市にある省の陳情局内で、地方当局が雇った要員が陳情民を襲撃し、その頭を「かち割った」とみられる凶悪事件が起きた模様だ。
サンフランシスコでの抗議活動に参加する華人たちに圧力をかけるため、中国内にいる家族や友人が、現地公安から脅迫されていたことがわかった。
福建省福州市の陳情民の葉鐘氏が、公安による拘束中に死亡した。そのことについて「葉氏の臓器は、全て抜き取られた」とする噂が拡散され、物議を醸している。
今月18日、福建省福州市に住む高齢女性が、地元の汚職官僚を告発しようと市の陳情部門を訪れたところ、複数の警備員によって暴行され重傷を負った。
9月27日、北京の病院に入院していた江蘇省からの陳情民・許冬青さんが、病室に押し入った複数のニセ医師によって、拉致されたことがわかった。