日中ヴォルデモート論争の飛び火か 英紙ガーディアン、中国で遮断される

2014年01月09日 17時16分
【大紀元日本1月9日】英紙ガーディアンは8日、同紙のウェブサイトが中国で一部閲覧できなくなっていると発表した。同紙広報は、アクセスが遮断される理由は不明だと話しているが、一部の専門家は同紙が、日本の駐英大使が「中国こそヴォルデモート卿の役回りを演じる危険を冒している」と主張する文章を転載したことが理由だとみている。

 ガーディアン紙によると、サイトへのアクセス阻止は7日から始まっている。「ここ2日間、中国政府が危険視するような記事は1つも掲載していない」と遮断の理由は「わからない」とした。ただ「6日に新疆ウイグル自治区の民族問題についての記事は載せた」と認めたが、過去にこの問題を取り上げた際には「目立った影響はなかった」という。

 一方、米国在住の中国系ジャーナリスト北風氏はドイツ国際放送ドイチェ・ヴェレの取材で、ガーディアンのウェブサイトは、日本の駐英大使が中国の駐英大使に反論し、「中国こそヴォルデモート卿の役回りを演じる危険を冒している」と主張する文章を転載したことが遮断の理由だとの見解を示した。

 これに対し、広東省広州市に住む作家・野渡氏も同調する意見を述べた。同氏も日本メディアの取材を受けたことで監視されていることを同紙に明かし、「愛国カードに長けている当局は当然、日本政府の反撃を国民に見せたくない」と分析した。

 ただ、遮断の理由はこの一つの文章に限らないと野渡氏はいう。「彼らの審査基準はどこにあるのか永遠にわからない」。知らぬうちに「都合の悪い」発言をし、遮断の対象になるという事態は日常的に起きていると話した。

 ガーディアン紙のほか、過去には、ニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、ブルームバーグ、ロイターといった欧米主要メディアの多くは、自社サイトが中国で遮断される経験をもっている。

(翻訳編集・張凛音)


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