はしか、梅毒、ハンセン病など「19世紀の病気」が欧米で再流行の兆し 

2023/08/13
更新: 2023/08/13

児童のワクチン接種率の低下、食生活や生活行動の変化に気候変動などが重なり、このごろ、すでにほぼ絶滅したと思われていた「危険な病気」が欧米諸国を中心に再度流行している。

米政治専門サイト「ポリティコ」欧州版によると、このごろ復活の兆しを見せている病気のトップ5は、はしか梅毒痛風ハンセン病マラリアだ。

米フロリダ州ではハンセン病患者が急増。英ロンドンでは「はしか(麻疹・ましん)」が蔓延し、アイルランドやポルトガルでは梅毒患者が50%も増えている。

今年1月と2月の2カ月間で、欧州地区のはしか患者は約900人。この数字は、同地区の昨年の合計を上回っている。英国の衛生当局は先月、「ここ数年のワクチン接種率の低下などにより、ロンドンでは多数のはしか患者がいる」と警鐘を鳴らしている。

欧州疾病予防管理センター (ECDC) による最新の感染症調査でも、欧州連合(EU)および欧州経済領域にでは梅毒患者が増加傾向にあると指摘している。

米疾病予防管理センター(CDC)による今月の報告書のなかでも、フロリダ州でハンセン病が流行っていると警鐘を鳴らしている。

日本においても梅毒は増加傾向にある。東京都健康安全研究センターの広報用資料にも、日本国内の梅毒の感染者数について「2016~20 年は年間 1700 件前後で推移していたものの、2022 年は 48 週までの期間で、その 2 倍となる 約 3400 件の報告があり、過去最高を更新する多さとなっています」と記されている。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
鳥飼聡
二松学舎大院博士課程修了(文学修士)。高校教師などを経て、エポックタイムズ入社。中国の文化、歴史、社会関係の記事を中心に執筆・編集しています。
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