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神様から「いい子」へのご褒美

 【大紀元日本10月2日】46年間愛読され、これからも読者に愛され続けるであろう素晴らしい文章がある。

 この素晴らしい文章は『シカゴ・トリビューン』の児童版『みんなで話そう』の司会者シェラ・クスタさんが、1963年、幼い一人の読者に書いた返事だった。

 クスタさんがこの番組を担当した10数年間、読者から「なぜ神様は善い人にご褒美をあげないの?悪い人を罰しないの?」という質問を数千件も受け取っていた。このような手紙を読む度に、質問にどう返答すればよいのか悩み、重い心になっていた。

 1963年のある日、マリー・バンニという女の子から、同じ質問が来た。彼女は手紙の中で、母親を手伝って焼きたてのケーキを食卓に置くと、「いい子」と言われるだけなのに、悪いことばかりする弟のデビッドも、おいしいケーキが食べられるのはなぜかと質問した。そして、「神様はほんとに公平なの?家や学校で見かけた「いい子」は神様に忘れられてしまったの?」と問いかけていた。

 クスタさんがどのように返答すればよいか悩んでいたところ、ある友たちの誘いで教会の結婚式に参加することになった。花婿と花嫁が結婚指輪を交換する時、その二人は間違って相手の右手に指輪をはめた。これを見た牧師はユーモアを交えて、「右手はもう完璧だから、左手を飾ったほうがいいだろう」と、注意した。

 牧師の言葉を聞いた瞬間、クスタさんは長い間自分を困らせてきた質問の答えがひらめいた。家に帰ってすぐ、「神様があなたをいい子にさせていることが、あなたに対する最高のご褒美なんだよ」とマリーに返信した。この返信は『シカゴ・トリビューン』に掲載され、またたくまに、米国やヨーロッパの新聞雑誌にも転載された。その後、毎年、子供の日になると各種の新聞などでこの文が現れるようになった。

 60年代の東洋と西洋の道徳基準は、神様に認められることだった。神様に褒められ「いい子」として認められるのは最高のご褒美であり、目の前の美味しいケーキとは比べようもないことであった。

 「いい子」こそが最高のご褒美。では、その最高のご褒美はどうやって現れるのか?神様に認められた「いい子」は、心が穏やかで、邪なものに侵害されないということを歴史が示している。

 歴史の1ページの例として、古代ローマ帝国の疫病が挙げられる。紀元541年から591年に渡る50年間、だれも征服できなかった強大なローマ帝国は、四回にわたる疫病に見舞われている。最後の疫病を経験した歴史学者のイワグリアルスは記録を残している。第一回目の疫病では、ローマ帝国の三分の一の人口が滅ぼされ、首都人口は半減された。

 イワグリアルスは「感染経路は人によって異なるため、理由は分からない」としているが、ある人は、死者に接したり感染者と生活しても、感染せず、また、ある人は、家族全員が亡くなり、自分も死ねるよう、わざと感染者と密着した生活をしたが、その願いは叶わず、健康に生きていたと記述している。神様は、「いい子」にご褒美を与えてくださったのだ。

 
(『人民報』より転載)


(翻訳編集・柳小明)


 (09/10/02 05:00)  





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