中国製の偽ブランドとの戦い おとり調査も

2014年05月02日 13時44分
【大紀元日本5月2日】世界的著名ブランド各社と中国製偽ブランドとの戦いが、ますます複雑になっている。スーツケース世界大手「サムソナイト(SAMSONITE)」アジア法人のポール・メルケベケ副社長によると、同社調査員らは中国のインターネットで「偽造品」の疑いが持たれる製品を見つけると、バイヤーの振りをして大量の注文をかける。提訴のための証拠を確保するためだ。ウォール・ストリート•ジャーナルが4月29日に報じた。

 同副社長によると、目標はすべてのサプライチェーンの偽造品流通ルートをたどり、偽造品を作る工場を閉鎖させることだという。

 ブランド各社は安い模倣品ならそれほど気にしないが、最も心配をしているのは純正品の品質や価格に近い偽造品だ。それによってより多くの売上が奪われるからだ。

 米大手アパレルメーカー・VFコーポレーションのブルーノ・フェルトラッコ常務取締役は「これは持久戦だ。容赦しない姿勢を示さないといけない」と述べ、偽造品の取り締まりに強い意思を表明した。同社傘下には、ザ・ノース・フェイス (THE NORTH FACE)やバンズ(VANS)などのブランドがある。

 米折りたたみ自転車メーカー・ダホン(DAHON)によると、中国で調査をする場合、偽造業者に見破られないように調査員はかつらを着用する。また偽造自転車を購入する際、裁判で目撃者として証人となる人を雇うこともあるという。裁判所に提訴する場合、証拠として公式領収書や目撃証人などが必要なのだ。しかし多くの中国の店舗では領収書を発行しないため、限りなく証拠を集める必要があるのだという。

(翻訳編集・王君宜)

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