中国地下教会:中共による弾圧が頻発

2005年08月25日 14時21分
 【大紀元日本8月25日】米国VOAの報道によると、過去20年間、中国社会におけるキリスト教の普及は非常に速く、中国政府の統制下にある教会で登録しているキリスト教徒は3500万人あまりいる一方で、政府に統制されていない未登録の、言わば「地下教会」(「家庭教会」ともいう)のメンバー数は8千万から1億人に上るという。中国共産党の支配を拒否する「地下教会」のメンバーらが長い間、党の残酷な迫害を受けてきた。

 中国共産党は「三自愛国委員会」を通じて全国の宗教団体を統制し、これらの宗教団体の「長」の任命は党の認可が必要であり、現在、多くの宗教団体のトップが党員という皮肉な現状にある。党による宗教への不当な介入は、多くのプロテスタント教徒やカトリック教徒の反発を招き、党の統制下にある教会を拒否し、自ら「地下教会」や「家庭教会」を作り上げてきたため、長い間、党の残酷な迫害を受けてきた。

 米国にある「対中国援助協会」(以下「援協会」)が8月17日に公開した情報によると、最近北京、河南、新疆、湖北、江西、福建などの各地で「地下教会」のキリスト教徒に対する弾圧が頻発しているという。

 「援協会」によると、当協会は、山西省大同市と湖北省沙陽県で中国共産党当局の内部極秘ファイルを入手。これらのファイルは2005年1月に発せられた内部通達に関するものであり、具体的な宗教弾圧の執行命令が明示されている。党の意に添わない宗教団体はすべて「邪教」と見なされ、「非合法化」される。また、そうした宗教団体を誹謗中傷する虚偽情報を流し続けることにより、一般公衆を洗脳し、その宗教に対する敵対心を植え付ける。「援協会」の主席・傅希秋氏は、「中国共産党の行為は、署名済みの関連国際条約及び公約に明らかに違反している。国際社会では合法の宗教団体が中国ではその基本的権利を極端に制限された上、ある日突然『邪教』と見なされる。中国政府は、この宗教弾圧行為はただちにやめるべきだ」と厳しく批判した。

 また「援協会」が公開した情報から、以下のいくつの迫害事例が明らかになった。

 ▼2004年9月11日、北京のキリスト「家庭教会」の指導者・蔡卓華氏は、自費で「聖書」などの宗教書籍を印刷したために、公安当局に逮捕された。1年以上も身柄を拘束され続け、2005年7月7日の裁判所において判決を受け、中国宗教管理部門の主張のとおり、「聖書」などの書籍は「違法宗教出版物」に当たると認定された。

 ▼本年8月2日、湖北省で、華南教会の指導者10人と米国神学校の学生2人が公安当局に逮捕された。彼らは13日後に釈放されたが、彼らは拘束中、燃えているタバコを押し付けられ、腕に針を刺されるなど、各種の残酷な拷問を受けた。

 ▼本年8月7日午前11時、公安当局が新疆和静県の「家庭教会」で礼拝中のキリスト教徒約30人を逮捕し、女性教徒十数人が白昼の街で裸にされて、「見せしめ」にされた、服を脱ぐことを拒否した女性は警察からひどい暴力を受けた。3人の教会指導者宋軍氏、梁芳蘭氏、賀彊偉氏は逮捕された後にいまだに行方不明である。

 ▼本年8月11日午前9時ごろ、江西省東郷県孝崗鎮のある礼拝教師養成訓練班が公安当局による大規模な捜査を受けた、大学生35人、中高生と複数の教会指導者が全員逮捕され、教会の私的財産および教徒の私物まで「没収」され、その後一部の関係者は釈放されたが、6人はいまだに身柄を拘束されている。

 ▼本年8月15日、河南省の洛陽市と伊川県で、米国教会指導者5人と中国「家庭教会」の牧師数十人が公安当局に逮捕された。

 ▼本年7月から8月の間、河南省固始県で、15の「家庭教会」に分散して所属する約400~500人のキリスト教徒が逮捕された。彼らは、2003年、中国共産党の統制下にある「三自愛国委員会」から離脱し、独自に教会を設立したが、こうした行為が「反社会、反三自愛国委員会」に当たるとされ、2000元~5000元(日本円3万円-7万円)の罰金を科せられ、釈放されたという。

 エスカレートする中国共産党の弾圧について、北京在住のキリスト教徒・華氏は、「中国共産党政府によるキリスト教徒への弾圧から、数多くの法輪功学習者らが受けている同様の苦難が連想される。我々キリスト教徒も法輪功学習者に学び、自分の主を守るために勇敢に立ち上がり、法輪功と共に反迫害運動を起こすべきだ。そのときこそ中国共産党が破滅するときである」と語っている。

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