香港法輪功が反迫害集会・パレード、国際社会に「正しい選択を」呼びかけ

2007年06月26日 10時33分
 【大紀元日本6月26日】香港の法輪功学習者が6月23日集会とパレードを行った。立法会議員らや人権団体、宗教団体の代表なども参加し、支持を表明した。参加者らはスピーチで、中国当局が法輪功学習者を含め、香港の活動家に迫害の手を伸ばしている。それに対し、香港のメディアは中国当局恐れ、声を出さなくなっていると指摘し、武力で人権と信教の自由を侵害するといった中国当局の行為を制止すべきであると強調した。 昨年、台湾で亡命した山西省の元幹部・賈甲氏もビデオメッセージを送り、香港市民・メディアに対し、民主の声が消える根源は、中国共産党を恐れることであると指摘した。

 約300人あまりの香港法輪功学習者は23日、香港のヴィクトリア公園で中国当局による集団迫害に反対する集会を開いた。香港法輪大法学会のスポークスマン簡鴻章氏がはじめに演説を行い、「香港が帰還して10周年になるが、中国当局による香港への制御が益々強化されている。政治と経済領域だけではなく、様々な文化・芸能・生活方式で、浸透が徐々に進められている。香港の法輪功学習者も様々な妨害・恐喝に遭遇している」と指摘、中国共産党は益々国民の信頼を失い、共産党とその関連組織からの離脱を大紀元サイトで宣言した人は2300万人に達したことを挙げ、国際社会や、各界の有識者、団体に対し、法輪功への集団迫害の制止を支援し、この歴史上前例のない深刻な災難を前に、正しい選択をし、自分たちの明るい未来を築いていこうと呼びかけた。

 
集会会場(大紀元)

馮智活・牧師は、「心の信仰は、武力で変えられるものではない。圧力が強ければ強いほど、信仰者が一層堅忍不抜になる。『真・善・忍』という真理を信仰しているからだ。中国当局がこの重要な要素を認識できていない」と述べ、法輪功学習者に対し、中国当局の迫害に屈さないよう激励した。

 香港市民支援愛国民主運動連合会(下略・支連会)の司徒華・会長がビデオメッセージを寄せ、「迫害に反対する」というスローガンの提出を支持すると表し、次のように語った。「香港人は、中国共産党の魔の手が伸びていることを特に警戒すべき。香港の活動家に対する様々の迫害が始まっている。香港の法輪功学習者が中国国内へ出張や、旅行する際に、逮捕されている」と指摘し、より多くの市民がこのような迫害に反対するよう立ち上がり、中共政権のような、法律を無視し、天意を無視する行為が一刻も早く制止されるべきであると強調した。

 人権団体「人権監察」の幹事長・羅沃啓氏は、法輪功学習者が街頭で設けている展示コーナーが暴徒に襲撃される事件に非常に注目していると述べ、「香港の関連当局がこれらの案件の特殊性を十分に認識しなくてはならない。異なる立場や、異なる政見、異なる信仰、異なる団体の人々に対し、差別をし、組織的に妨害するのは、非常に憂慮されるべきだ。香港警察が厳密に法律を執行しなければ、このような事態がさらに発展してしまう」と指摘し、「国連が最近、香港に関する報告書を審議する際に、一部の香港人は政治立場の問題により、恐喝されているなどの事件に注視している。また、香港メディアが脅威を受けているなどの様々の問題も言及された。例えば、最も深刻な事案は、大紀元時報の事務所が襲撃された事件、高価な機材などが壊された。同様な事件が別のメディアで発生した場合は、皆トップで報道するはずなのに、中国当局が警戒する大紀元時報であるために、香港メディアは報道しなかった。これは非常に残念なことだ」と話した。

 今年始めにインドネシアに亡命した山西省科学技術専門家協会の事務総長・賈甲氏もビデオメッセージで、「中国国民が共産党を怖がっているため、中共の一党独裁が継続できた。中共に打ち勝つ秘訣は、心から共産党への恐怖心を払拭すること」と強調した。

 立法会の梁耀忠・議員は、人権と信仰を尊重し、武力の駆使を反対する意向を表明した。

 集会後に開かれたパレードは、市の中心部に沿って、中共駐香港事務局〔略所・中聨弁〕まで行進した。沿道には、初めてこのようなパレードを見たという中国人観光客が、驚きの表情を隠せなかった。香港市民からは、「大賛成、法輪功に賛成する」などの支持の声が発せられた。

 パレード終点の中聯弁前で、法輪功学習者らは、中国当局宛の抗議文を読み上げた。

 抗議文では、「10数万人の法輪功学習者が強制労働収容所に監禁され、様々な拷問を受け、うち3千人以上の死亡が確認され、臓器狩りの真相は依然解明されていない」と指摘し、カナダ独立調査団と法輪功迫害真相調査連盟(略称、CIPFG。世界各地の法曹界、政界、医学界などの有識者300人以上が参加しているという)の「人権の集団迫害とオリンピックが同時に中国で進行するのは、阻止すべきである」との見解を引用、「中国当局は独裁や、暴力、詐欺宣伝と殺戮を駆使し、計画的に徐々に人類の伝統文化と道徳観念を破壊させ、国民を共産党の文化で強制洗脳し、人々の良識を撲滅し、善悪の判断能力と、真理・正義を堅持する勇気を喪失させ、奴隷のような道具に化した」と指摘し、「香港に対して、政治と経済領域での支配を強化し、様々な娯楽や、文化、生活などの手法を用いて、香港社会への浸透を試み、国内社会の繁栄を粉飾し、国際社会を騙そうとしているが、その体制内部はすでに腐りきっている」と強調し、「法輪功学習者がこれらの真相を世間に明かすのは、俗世間の権力や名誉を追求するためではなく、中共に洗脳され、追随する人々に更生の機会を導き、中共政権の崩壊と道連れされないように救うためである」と説明した。

  (記者・林怡)

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