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広州駅に立ち往生する帰省客を取り囲むように警備する地元警察や武装警察=2008年2月3日(Feng Li/Getty Images)

大雪で400万人が孤立=中国貴州省

 【大紀元日本2月4日】中国中央部では、大雪が猛威を振るっている。 停電が続く貴州省黔東南苗族?族自治州では、400万人が電力もなく孤立している。ラジオ「希望の声」(ニューヨーク)が伝えた。

 インターネットにアクセスできる環境にある人々は、町が孤立しており、物価高騰は甚だしく、半月以上も音信不通の人々もいることを国際社会に伝え、救援を求めている。

 ネットの書き込みには、極度の寒さの中、暖房器具もなく、政府の救援もないことを訴えていた。

 「気温は零下6℃で雨や雪が降り止まない」「人々には死活問題になっている異常気象が続いているのに、電力も、支援もない。わたしたちは、忘れられてしまったようだ」と書き込まれている。

 ネットユーザーの中には、政府と官製メディアを攻撃し、この災害を隠そうとしていると非難した。

 鉄道部部長は1月29日、大雪が荒れ狂う中、「鉄道輸送体制は、昨年同時期よりも良くなっており、立ち往生する乗客はいない」と発言した。あるネットユーザーはその発言を取り上げ、「なんて嘘をつくんだ!…広州駅には70万人が押し寄せているのに、立ち往生する乗客はいないだって?」と憤りをぶつけた。

 また、別のネットユーザーは、官製メディアの中央テレビ局(CCTV)が1月26日になってやっと大雪について報道したことを取り上げ、そうした報道には役に立つ情報は全くなく、関係機関の幹部が災害地の前線にはせ参じ、被災者を救ったことだけを報道していると非難した。

 あるネット投稿者は、「中国共産党中央指導部はこうした報道に従って決定を下すため、被災者救済が遅れるばかりだ。さらに恐ろしいのは、テレビ局の中には、北京五輪のことしか報道しないところがあることだ」と批判し、「中国政府の高官は、体制維持に役立たない事態を隠ぺいすることにばかり腐心している」と書き込んだ。

 
(翻訳編集・月川)

 (08/02/04 21:58)  





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