中国上空で謎の飛行物体 新型衛星攻撃ミサイル実験か

2013年05月14日 19時41分
【大紀元日本5月14日】中国各地で13日の夜9時頃、謎の飛行物体が観測された。中国国内メディアは海外メディアの報道を引用し、高軌道衛星や静止軌道衛星を迎撃できる弾道ミサイルDN-2を試験発射した可能性が高いと報じている。

 湖北省、雲南省、四川省、内モンゴル、香港などの市民が飛行物体を目撃しており、目撃者が撮影した写真がインターネットに掲載された。

 香港在住の目撃者は英BBCに対して、光のかたまりが1分間ほど保たれたが、その後暗くなり、消えていったと証言した。

 大手ポータルサイトの新浪網の軍事コラムは、ミサイルDN-2が発射された可能性を指摘。甘粛省にある西昌衛星発射センターから実施されたものと推測している。

 英BBCは、宇宙飛行情報サイト「Space flight101」の情報として、中国の航空管制部門が13日、パイロット宛に同センター南東部の特定地域での飛行を21時36分まで(北京時間) 禁止する通告を出していたと報じている。

 弾道ミサイルDN-2は全地球測位システム(GPS)衛星など中軌道にある衛星を破壊する能力を持つ。今回の実験が事実であれば、中国がより高度の衛星を攻撃できる能力を備えつつあることを意味し、衛星を通じてミサイル誘導や情報収集などを行う米軍への対抗能力を一段と高めることになる。

 発射が事実だとすれば、中国による衛星攻撃ミサイル実験は2007年以来、2度目となる。1度目は2007年1月11日、低軌道の老朽化した気象衛星のミサイル破壊実験。これにより地球を取り巻く宇宙ゴミが大量発生したため、国際宇宙ステーションなどの安全運行に悪影響が出るとして、欧米諸国を中心に非難の声が上がった。

 (翻訳編集・高遠)
関連キーワード
^