紀元曙光

諸行無常。日本は今、大きな不安のなかにあるが、心静かに、慌てず、できる努力を皆でやっていこう。

平清盛が夢みた福原遷都は、幻想と徒労に終わった。

日本の先賢が残した名文に、いま少し、おつきあい願いたい。

中国に対する日本人の意識は、確かに以前とは変わった。

しかしながら、この物語は、中国においても、民の苦しみを顧みず暴政を行うものは、必ず自らを亡ぼす、という。

無常観という概念が、日本の中世文学の中心に存在する。

日本は、川のある風景が美しい。

東京都知事選挙。当落だけで言えば、分かっていた通りの結果だった。

米国。アメリカ合衆国。中国語で「美国」とはパロディか。

次の米ソ冷戦時代が始まっていたとはいえ、原爆の実験台で焼き殺された日本人にとっては、たまったものではない。

ソ連は、米国と同等の軍備を揃えようとして無理を重ね、ついに息切れして1991年12月、崩壊した。

1776年、世界史が近代に入る少し前のこの日、その国は生まれた。

あの巨大な雹（ひょう）は一体何だ。

今日という日を、生きていかねばならない。

信仰とは、直接的に宗教だけを指すとは限らない。天や自然に対して、人間が本来もつべき畏敬の念と謙虚な態度のことである。

司馬遼太郎さんが『街道をゆく 韓のくに紀行』に、面白いことを書いている。東アジアで普遍的に見られる「汚職」についてである。

記号化された非文字によって、農民はエライと教えた。知識人や教師には「臭老九」という最大級の侮蔑を加えた。

中国人にしてみれば、自国の誇りでもある「唐」の概念を、イカの干物のように押し広げてしまう日本語の感覚は、嬉しくはないだろう。

日本人は、総じて言葉に「唐」を使うのが好きなのだろう。嫌いなら、使うはずもない。

夏の味覚にも多々あるが、いいトウモロコシが安価で店先に並ぶと、やはり嬉しい。

第二次世界大戦は終わったが、戦争はなくならなかった。

「今でしょ！」という言葉を、ずいぶん昔に聞いた覚えがある。

（前稿に続く）先述した2017年11月のトランプ大統領訪中時に、習近平主席は、懇談のなかで「龍的伝人」と自称した。

（前稿に続く）つまり、五千年近く続いてきた中華文明あるいは伝統文化は、1949年の中共政権によって断絶したのである。

（前稿に続く）そうしたものを、「伝統」などと、ことさら言う必要もない。

日本には、「ぬか漬け」という見事な一品がある。

7月5日は東京都知事選。立候補者の顔が掲示板に並んでいる。

食料がなくなる。経済が破綻する。失業者があふれる。

（前稿に続く）北アメリカを目指し、飢餓と貧困のアイルランド人を満載した船は、病気が蔓延した「棺桶船」と呼ばれた。

（前稿の続き）ここで生きていく。その一念が、アイルランド系の人々は、他のどの民族より強烈なのではないか。