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自ら災いを招く恐怖の北京五輪

文・唐浩

 【大紀元日本8月10日】史上もっとも論争を巻き起こした五輪が開幕した。

 北京五輪は、「少なくとも450億米ドルの資金投入」「史上最多のトーチリレー抗議遭遇回数」「史上最高の軍警察動員レベル」「開幕日に史上最も多くテロ攻撃の脅威に遭遇」と、多くの「史上最も」が並ぶ。

 8月8日、香港・銅鑼湾地下鉄駅構内で疑似爆発物発見が伝えられ、地下鉄駅が緊急封鎖された。また中国航空が名古屋から上海へ向かう便に対する爆弾テロ警告を受け、緊急に成田空港へ引き返した。新疆独立組織は、北京大衆の運輸系統攻撃声明を録画テープにて発布した。加えて先日の雲南省、新疆ウィグル自治区から伝えられて爆弾テロ事件や多くの外国人が北京でデモ抗議を行ったなどの五輪に対する反応が各地で相次いだ。

 過去数回の五輪を鑑みると主催都市は、やはり必ずと言ってよいほど各種社会団体によるデモや陳情に遭遇している。しかし1996年米国アトランタで開催された五輪が爆弾テロの攻撃を受けたことを除くと本当に人命に危機が及ぶテロ脅威は未だ起きてはいない。なぜ北京だけがこれほどまでに多くの災難に遭遇するのか。本当に中国共産党が言う「反中国勢力」が作りだしたものなのだろうか。

 禍福は自分の心掛け次第と言う。全てのデモ抗議、テロ脅威は中共自身が一切の創案者である。数年来、中国共産党は新疆ウィグル、チベット、民主運動家、人権保護活動家、キリスト教、法輪功(ファールンゴン)などに対し、残忍で血なまぐさい弾圧を繰り返している。その悪行醜聞は早いうちから既に全世界に知れ渡り、自然に全世界の民主主義者にデモ抗議を引き起こした。

 しかしながら長年、中国共産党の党文化の環境下で育った過激な人々は人倫道徳を軽視し、人権や生命を少しも尊重しようとしない。全ては党文化の制約を均等に受けることであり、これによって中共の“悪質”、“闘争”を都合のよい手本とする慣性が存在している。各種の世間を驚かせるような恐ろしい手段を用いて争い、求めるところの政治目的に到達するのだ。

 北京五輪が遭遇した各種のデモ抗議は中共の“自由、民主、人権”等の世の中の価値に対する間違った方向に走っていることから来ており、各種テロ攻撃に遭遇するのは、すなわち中共が建政して60年来の「暴力統治」「血なまぐさい迫害」「道徳喪失」の自業自得の結果といえよう

 中共はこの全て真実の自然な反撃から抜け出すことが出来ず、再びデマ、最も廉価な民主主義というアヘンを呑むばかりで、「反中国勢力の反乱」「西側諸国社会は、中国の良さがわからない」などと偽り、重要なことは言わず、関係のないことを話している。

 流したデマを上手く繕っていたが、最終的に自身がデマに呑み込まれているのだ。軍事武力を動員し、残った民衆を欲しいままにしたため、最終的にはさらに多くの「暴力には暴力で対抗」という爆弾に火をつけてしまった。

 この先2週間の北京市街は恐らく静かではないと予想できるだろう。

 

 
(翻訳・坂本)


 (08/08/10 04:05)  





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