THE EPOCH TIMES

【評論】「2012」からの警鐘

2009年11月28日 11時45分
 【大紀元日本11月28日】破滅と再生はマヤ人の宇宙観であり、マヤ文明の精華である。己の論理を実証するかのように、燦爛たる輝きを極めた後、マヤ文明は悄然と消えた。幸い、長期歴(マヤ歴)などが生き残り、不死鳥と化して彼らの論理を語り続けている。

 長期歴によれば、今の世界は第5の周期に当たり、先行の4つの周期はいずれも何らかの原因で滅んだ。各周期は13バクトゥンに分けられ、各バクトゥンはさらに20期に分けられる。第5周期は紀元前3114年から2012年12月21日までであり、今の地球は1992年から2012年までの第13バクトゥンの第20期に入っている。いわば、現在の文明はまもなく最後の終点に到達する。

 2012年が近づくにつれ、「2012年終末論」が急速に広がっている。映画「2012」がタイムリーにこのモチーフを取り上げ、こうした憂慮にフィードバックする。映画館で超現実的でリアルな「地球の破滅」を経験して、観客たちはおそらくマヤ文明の不死鳥の声に耳を傾けずにはいられなくなるだろう。

 しかし、マヤ文明は実際、地球滅亡などについて言及せず、ただ時を記すと共に今の20年間を最重要な「地球更新期」として、この時期に人類の「精神的覚醒」が行われた後、人類は新しい時期に入り、新しい文明が始まると予言しているだけである。むろん、「精神的覚醒」の中身や新文明について一切触れていない。

 しかしながら、今の世において、紛争や恐惶などが目立つが、「精神的覚醒」の動向はどこにも見当たらないのではと思われがちである。しかしながら、静観すれば常の中に異彩があり、しかもいよいよ嘱目される事象がある。

 圧政の中国で、史上でもっとも邪悪で残酷な迫害を蒙りつつも、法輪大法(法輪功とも言う)の修煉者たちは、なお「真、善、忍」の理念を堅持し、道徳や心身を昇華させつつあらゆる環境において利他的な存在になろうとしている。迫害を受けて10年を超えた今、彼らの高尚な道徳、高潔な精神、高邁な大志、崇高な言行などにより、ますます世間の驚嘆と敬服を博している。

 法輪大法は、マヤ人の言う「地球更新期」の開始年1992年から伝えられ、今、修煉者は1億人にも及び、世界百カ国以上に広がっている。彼らの修煉がマヤ人の言う「精神的覚醒」であるか否かは別にして、凡そ地球人の60分の1を占める彼らの所為により、世界の人文環境が確実に大いに変えられている。本質論からすれば、これはまさに一種の「精神的覚醒」であり、未来への希望でもある。

 映画はしょせん芸術であり、フィクションの警鐘に耳を傾けなくてもよい。しかし、今響いている法輪大法についての真相をぜひ傾聴してほしい。何故ならば、人々には隠蔽された真相を知る権利があり、しかもそれは、もしかして人々の待ち続けていた、昇華に繋がるものであるかも知れないからである。

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