THE EPOCH TIMES

日・印首脳会談 「中国は免れがたい現実」 レアアース供給協力も

2010年10月27日 07時26分
 【大紀元日本10月27日】25日、管首相は、訪日中のインドのマンモハン・シン首相と首相官邸で会談。討議の内容には、中国の台頭に対する共通の理解確認も含まれた。

 会談でニルパマ・ラオ(Nirupama Rao)インド外務次官は、「中国は免れがたい現実」とし、両国首相とも、和平的に対中関係に取り組むには、綿密な分析、考察、理解が必要であることで一致したと語った。インドのフィナンシャル・エクスプレスが伝えている。

 管首相が、インドはどのように中国と関わって行くのかを理解したいと尋ねたところ、シン首相は「信頼、綿密な関わり、多大な忍耐力」を高めて行くことが要されると答えた。

 また、日本国内の報道によると、中国がレアアース(希土類)の輸出を事実上制限していることを踏まえ、会談では、インドからのレアアース供給に向けて両国が協力することで合意した。

 点xun_ヨ係を意識する中国のメディアは25日、レアアース生産世界第5位のインドは310万トンの埋蔵量があり、インドは日本企業にレアアースの生産や鉱業開発に協力を求めていると報道した。日中関係が緊張する現在、インドはこれを良いタイミングとして、日本とレアアースや貿易などの協力関係を強めているという。

 点xun_ヘ、中国との領土問題という共通の接点をもつ。日本では、9月の尖閣諸島海域の漁船衝突事件で、特に浮き彫りにされている。一方、インドは、南東部のアルナチャル・プラデシュ地方、カシミアでの国境問題を抱えている。中国海軍の増強も懸念するところだ。また、隣国であるパキスタン、ビルマ、スリランカが中国政権の影響を多大に受けており、日本同様、対中関係の対処が課題だ。

 今回の訪日に先駆けた24日のフィナンシャル・タイムズでは、尖閣諸島海域における日本側の対処の仕方は、インドにとって学ぶべきものであるとするアナリストの見解に触れている。

 インドが自国領域と考えてきたインド洋に中国の船舶が停泊する現在、尖閣問題同様の「事故」が発生し、外交・経済面で冷淡な関係となる可能性を警戒している。

 今回の訪日前にシン首相はマレーシアとベトナムを回っており、点xun_ヨ係の強化は、アジアと世界の平和、繁栄、安定の要因となると語っている。

 ここ数か月で、インドは中国を抜いて、日本にとって最大の対外直接投資国となった。昨年の点xun_ヤの貿易総額は200億ドルで、日本の対印投資は 66億ドルに達している。

(編集・佐渡/鶴田)


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