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スパイ活動従事:中共外交官、スウェーデンより国外追放

 【大紀元日本6月25日】中国大使館によるスウェーデン在住の政治難民に対するスパイ活動が明らかになったとして、スウェーデン政府は中国外交官1人を追放処分にした。スウェーデン通信22日の報道によると、同国において中国共産党外交官が追放処分となった後すぐ、中国当局は駐中スウェーデン外交官に対し帰国命令を下している。

 スウェーデン外交部スポークスマンのアンデルス・ヨーレ氏は、1人の外国外交官がすでに国外追放された事実は伝えられるが、この国の外交官を批判しようとは思っていない。このことによりスウェーデン外交官が国外追放となりスウェーデンに帰国した事も事実だと話している。同国外交部が明言を避けようとしても、メディアによりこの外交官は中国大使館の職員であり、中国からの政治難民をターゲットとしたスパイ活動をしていたという嫌疑がかけられていると伝えられている。

 スウェーデン通信によれば、国外追放となったこの中共外交官は6月4日ストックホルムで捕らえられた中共大使館のために政治難民に対するスパイ活動に従事していた人物と関係していると伝えている。このことについてヨーレ氏はAPF記者に対し否定も肯定もしないと答えたという。

 スウェーデン情報安全機構は長期にわたる調査と監視後、6月4日、中国系スウェーデン人の男性をスパイ活動の疑いで逮捕している。この男性はスウェーデンに住み、中国政府に批判的な意見を持つ人物をターゲットとして情報収集を行っていたとされている。

 スウェーデンのラインフェルト首相もこの事件の進展に注目し続けた結果、政府は“難民スパイ罪”により逮捕された男性を起訴することを決定した。もし罪名が確定すれば4年の判決が下ると見られている。

 中国共産党スパイだった前中国国家安全部情報官・李鳳智氏は、中共は多くの力を注いで中国人を監視し権利を抑制しているが、この中には海外に住む中国人も含まれていると暴露している。中国共産党を脱党した中国駐豪外交官・陳用林氏も豪州では千人以上の中共スパイが活動していると暴露している。

 
(記者・宋本明、翻訳・坂本)


 (09/06/25 21:30)  





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