【大紀元日本9月30日】最近、林さんがアトリエの中で制作しているのは、使用済みのメトロカードを使った「トラの絵」です。メトロカードの配色がちょうど黄色と黒色でできていて、トラの黒と黄色の縞柄の組み合わせを作るのに好都合なのと、来年の干支が寅年だということも理由のひとつです。
 | | アトリエにあったメトロカード(写真・山崎) |
|
メトロカードは、NYの街の中をくまなく走る地下鉄の乗車カードで、薄いプラスチック製です。大きさはクレジットカードと同じぐらいで、横長に磁気が入っています。ニューヨーカーならほとんどの人が持っている使い捨てプリペイド・カードで、NYの地下鉄では毎日大量の廃棄物が出るわけです。
林さんのお子さんが通っている学校では、毎月生徒が使っては返されるメトロカード数千枚の廃棄に困っていました。学校の先生たちが、林さんが廃棄素材アーティストだということを知っていたものですから、「この要らなくなった大量のメトロカードを何とかしたいんだけど、どうしたらいいだろうか」と話が回ってきた次第です。
そんないきさつから生まれたのが「メトロカード・プロジェクト」です。それらは、林さんが「子供の夢、大人の行動」と呼びかけてできた作品群です。作品には、子供達が集めた約1万枚のメトロカードが使われ、夢の城「ドリーム・キャッスル」(Dream Castle)と呼ばれています。
 | | 子供たちに制作を指導する林さん(写真・林さん提供) |
|
 | | 夢の城をバックにして学校の父兄たちと林さん(左から2人目)(写真・林さん提供) |
|
学校のスプリングコンサートの時に、音楽を演奏するステージの背景を飾ったのが、子供たちと一緒にメトロカードで作った楽器類10作品(夢の城)でした。
 | | 学校でのスプリングコンサート風景(写真・林さん提供) |
|
 | | コンサートでの夢の城(ドリーム・キャッスル)の楽器類(写真・林さん提供) |
|
林さんは、これを契機に、来年(2010年)の冬に飾るためのメトロカードで作ったクリスマス・ツリーを計画しています。大きさによりますが、多分5万枚以上は必要です、夢が大きく膨らみます。MTAさん(NYの地下鉄の会社)、経済的に苦しい昨今ですが、何とか林さんのスポンサーになっていただけないでしょうかね!?
林 世宝さんの絵画作品紹介2点
(以下は、林さんの作品紹介文から抜粋)
天時、地利、人和 (∞無限大):桜物語
「天時・地利・人和」とは中国の孟子が戦いに勝利するために必要な3つの条件をあげたもので、中でも重要なのは人和であると言われています。
今回の作品は桜をメインにとりあげられています。アメリカと桜といえば、1912年に日米友好60周年を記念して日本から国花である桜3000本がワシントンに送られたのは有名な話です。この桜が今では全米に根付き、各地で桜祭りが開催されるほどに至っています。アメリカの気候と大地が桜に合っていたわけで、毎年アメリカの人々を喜ばせるほどになった日本の桜外交は、自然と人を大切にして大成功した例といえるでしょう。戦争のポイントを言った孟子の知恵「天時・地利・人和」は外交のポイントとも一致しているように思えます。アメリカが武器ではなく花を色々な国に贈れば、世界はもっと平和になるのではないでしょうか。手もまた外交のポイントであり、三局面@握手、A拍手、B別れの挨拶を表現しています。桜物語は古い智恵を新しいアートに取り入れながら、自然と人との共存、国交と平和を考えた作品です。
 | | 「サクラ:天時・地利・人和」サイズ2メートル、2007年制作(写真・林さん提供) |
|
 | | 「サクラ2:777」サイズは1・3メートル×1・3メートル、2007年制作(写真・林さん提供) |
|
絵画やT-シャツの売り上げは、すべて「集夢計画」の映画作成資金に当てられます。
連絡先:ホームページはこちらです。
(山崎・NY)
|