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376人の村民がサインした嘆願書(大紀元)

法輪功の男性、拷問により死亡 村民300人以上が連名請願=中国遼寧省

 【大紀元日本4月22日】遼寧省出身の法輪功学習者が刑務所から釈放された直後に死亡した事件で、遺族らは所内で受けたと思われる拷問の真相究明と賠償を求めて当局へ嘆願書を提出した。嘆願書には、遺族に同情した地元の村民376人が名を連ねている。

 徐大為さん(男、享年36歳)は2001年、中国で弾圧を受けている法輪功(※)の信仰を放棄しなかったとして、懲役8年の刑を言い渡された。徐さんの家族によると、刑期が満了して釈放された徐さんは、家族を認識できないほど衰弱し、常に怯えていたという。意識が明確になった徐さんは、精神薬物の注射や拷問などが繰り返し行われたと家族に話した。電気ショックによるヤケド、腫れ上がった手足、一部壊死した皮膚など、徐さんの身体には拷問の痕が残っていた。徐さんは釈放されて13日後に亡くなった。

 その後、徐さんの死について刑務所を調査するよう遺族が訴えたが、当局が取り合わなかったため、同情した村民らが嘆願書を作成した。附近の村々から376人の署名が集まった。その後、慌てた当局は村民らに対して「この件には触れるな」と警告。各家を回り、念入りな取り調べを行ったという。

 ある住民は、「徐さんはいい人だったが、死んでしまった。彼の家族を助けてやりたい」と残念そうに話した。また、ある70代の男性は、「遺族を助けるためなら、何回でも署名する」と話している。

 「良心の囚人」が、またも迫害で亡くなった。しかし、民衆は署名活動を通して、理不尽な弾圧を停止するよう、当局に立ち向かっている。

 ※法輪功(ファルンゴン)は法輪大法とも呼ばれ、気功によって健康を維持すると同時に、「真・善・忍」の原則を生活で実践して精神の向上を図る中国の伝統的な身心鍛練法。1992年5月に創始者の李洪志氏によって伝えだされ、優れた健康維持効果で速やかに中国本土で広まった。1999年7月に中国当局に弾圧されるまで、愛好者は1億人に上ったと推定されている。法輪功の公式サイトは、10年間に及ぶ弾圧によって少なくとも3300人が拷問などで死亡、数十万人が投獄されていると発表している。

(翻訳編集・叶子)


 (10/04/22 07:15)  





■キーワード
徐大為  法輪功  嘆願書  拷問  遼寧省  


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