カナダで同性婚法案可決、反対する宗教界、「信仰の独立」主張

2005/09/19 07:17
 【大紀元日本9月19日】同性間の結婚を合法化する法案がこのほどカナダ議会で可決されたが、宗教界は法律や人権に基づいて「信仰の独立」を主張し、行政や裁判所による強制を否定している。

 エリザベス英女王に支援を求める

 カナダ・キリスト教福音派のテレビ番組「ヘントリー・ストリート100番」の元司会者デイビッド・マンニス氏は、伝統的な結婚を守ると主張する人々を率いて、イギリス・エリザベス女王宛に手紙を送る活動を開始し、エリザベス女王に支援を求めた。マンニス氏はカナダの国会で同性愛者の結婚法案が可決されても、エリザベス女王の命令により、カナダの総督・ウービンジ氏から国民に対して、皇室の認可を与えないとすることが可能だと話した。

 手紙には、「ご支援を頂ければ、多くの人が立憲君主制の体制を更に支持いたします。道徳及び社会の風紀を破壊する今回の法案を改め、何卒、ご支援をお願いします。」と綴られていた。

 伝統的結婚の支持を呼びかける

 マーデン選挙区の牧師、フランシス・ジェルマー氏は、同性間の結婚を合法化するよう指示したカナダのマーティン首相が、次回の選挙で落選するよう希望しているようだ。なぜなら、彼は同性間の結婚の問題において、悪魔の選択をしたからだと話した。ジェルマー氏は更に、人間は二面性を持つことはできないのだ。神に仕えるか悪魔の言いなりになるか、どちらか一つしか選択できないのだと話した。

 同性愛者結婚法案の成立は宗教を脅かす

 前ローマ法王ヨハネ・パウロ二世の後継者候補であったケベック大司教兼カナダ首座大司教のマーク・ウーレット氏は、同性間の結婚は宗教の自由を脅かしていると話した。

 保守党下院議員ジェリー・サンジェミン氏は、同性愛者の婚姻届の登記手続きを取り扱いたくない政府職員には同法案はまるで「信仰を弾圧するもの」であると話した。

 カナダの司法大臣アーウィン・コタラ(Irwin Cotler)氏は、キリスト教、カトリック教、イスラム教、仏教及びユダヤ教のそれぞれの教会や寺院に対して、同法案は都市行政及び裁判所にのみ使用されるもので、宗教団体の信仰に相反する同性間の結婚儀式を強制的にさせるものではないと話した。コタラ氏はさらに、信仰は独立したもので、法律及び人権自由憲法に守られていると強調した。

 カナダは、ベルギー及びオランダに次いで世界で3番目の承認国となった。

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