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サルの実験から「伝統」を考える

 【大紀元日本8月5日】科学者は、ある実験をするために5匹のサルをケージに入れ、ケージの真ん中の上方に一房のバナナをぶら下げた。ケージには、サルがバナナを取るたびに水が吹き出し、サルたちがびしょ濡れになる自動装置を取り付けた。

 1匹のサルが早速バナナを取ると、水が吹き出て、全員びしょ濡れになった。他のサルも同じ事を繰り返したが、結果は同じく全員びしょ濡れになった。これで、この5匹のサルはバナナを取ると水が出るという共通の認識を持った。

 のち、科学者は5匹のサルのうち、1匹を新しいサル(サルA)と入れ替えた。サルAはバナナがあることを知り、すぐに取ろうとしたが、他の4匹のサルに阻止された。何故なら、バナナを取ると、ケージに向かって水が吹き出し、全員がびしょ濡れになることが分かっているからだ。しかし、サルAはそれを知らずに、何度もトライしたため、ほかのサルにめちゃくちゃに殴られた。結局、サルAはバナナを取ることができなかったが、5匹のサルはびしょ濡れになるのを免れた。

 科学者はさらに、最初からいたもう1匹のサルを新しいサル(サルB)に入れ替えた。サルBもバナナを見て、すぐさま取ろうとしたが、ほかの4匹のサルに殴られ阻止された。そのときに、サルBに対して、もっとも力を入れて殴ったのがサルAだった(所謂、老兵が新兵をいじめるように)。サルBは何度かトライしたが、何度も殴られたため、最終的にバナナを取ることを止めた。

 その後順に、最初からいたサルは1匹づつ入れ替えられ、すべてのサルが新しいサルになった。しかし、どのサルも本当の理由こそ分からないが、バナナを取ろうとすると殴られるから、誰もバナナを取ろうとしなくなった。

 これが「伝統」の由来というものだ。「伝統」に対して、反省をし、真の意味を知らなければ、本当の価値は出ないのだ。

(「看中国」より)

(07/08/05 00:16)



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