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中国では、ニンニクの価格が高騰している。写真は、新疆ウィグル地区の市場でニンニクを売る少年 (FREDERIC J. BROWN/AFP/Getty Images)

ニンニクの価格急騰、昨年の100倍に=中国

 【大紀元日本11月22日】中国国内ではニンニクの価格高騰が続いている。ニンニクの最大産地である山東省金郷(ジン・シャン)県では、11月中旬の卸売価格は一キログラム当たり8元(約105円)となり、昨年の100倍に上昇した。

 中国メディアの報道によると、中国のニンニク最大生産地、山東省金郷(ジン・シャン)県では、今年の2月より、ニンニクの値上がりが始まった。現在の価格はすでにこれまでの40倍以上に達しており、豚肉の価格を上回る。

 一方、広州にある農産品卸市場では、ニンニクの国内卸値が今年6月に、キロ当たり1元(約13円)から、キロ当たり8・2元(約107円)に上昇。北京のニンニクの価格もキロ当たり8元(約104円)へと急騰し、今年初めの価格から10倍の値上がりとなった。

 ニンニク価額高騰の原因として、新型インフルエンザの流行で需要が急増したほか、昨年の価格暴落で生産量の減少や、仲介業者が値を吊り上げているなどが挙げられると中国のメディアが報道している。

 中国ニンニクの関連ウェブサイトの統計によると、2007年、中国各地では約68万ヘクタールのニンニク作付面積があったが、2008年には37万ヘクタールに半減したという。また、昨年の世界的な金融危機の影響で需要が低迷し、ニンニクの冷蔵保管コスト高を嫌悪した農家が今年のニンニク栽培を見送ったと専門家は分析している。

 他方、中国経済専門家は、生産量の減少に乗じ、仲介業者が値を吊り上げていると指摘している。

 また、米医学専門家が体内を殺菌する食材として「ニンニクが最高」と推薦し、海外では消費者がニンニクを買い求めているという出所不明のニュースが中国国内で氾濫していた。ニンニクは新型インフルの予防に効くという噂が広まっていたと中国のメディアは伝えている。

 日本のニンニク年間輸入量は約2万トン(農林水産省2008年統計)で、その大半を占めるのが中国産。日本の消費者にとって、その価格の動向が気になるところだ。

(翻訳編集・豊山)


 (09/11/22 05:00)  





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