「子供を戦場に行かせない」 元軍人ら「使い捨て」に抗議 

2013年01月17日 15時10分
今月10日、湖南省長沙市で起きた抗議デモ。「冤(無念)」と書かれたチョッキを身に付けた退役軍人たち(ネット写真)

【大紀元日本1月17日】「中国と日本の間で軍事衝突が起きても、子供を戦場に行かせない」。15日、広東省深セン市で起きた退役軍人らによる抗議デモで、参加者は口々にこう話した。

 抗議デモに参加したのは1979年の中越戦争で戦った約100人の退役軍人。開催中の同市人民代表会議の会場外で、年金や福利厚生の保障を求めていた。

 「国のために戦ったのに、用済みにされるとは」。抗議デモに参加した元軍人らは香港紙・明報の取材にこう不満をぶつけた。政府の「使い捨て」を経験した身として、まだどれだけの人が国のために戦いたがるのかは疑わしく思うという。「政府が英雄をいたわらなければ、誰がまた戦場に赴くのか」と明報は当局の対応を批判した。

 デモに参加した河南省の張耀金さんは、自分や仲間たちは年を取った今、戦争の後遺症に悩み、体調を崩している人が多いと打ち明けた。多くの人は職を失い、生活の保障もない。「われわれには誇りもあれば、苦痛や傷心も味わってきた」「子供や親戚友人が、戦いに行きたがるのかについては意見を保留する」と張さんは複雑な心情を吐露した。

 今月10日にも、湖南省長沙市で約1200人の退役軍人による抗議デモが発生した。元軍人らは「冤(無念)」と書かれたチョッキを身に付け、地元政府に生活の保障を求めた。

(翻訳編集・張凛音)


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