中国:デモ行進の申請だけで、1年半の禁固刑

2005/09/01 11:13
 【大紀元日本9月1日】北京市豊台区人民法廷は8月26日、河南省住民の李小龍氏に、集団で公共秩序を騒乱した罪で1年6ヶ月の禁固刑を言い渡した。李氏は昨年8月に、公安局に天安門広場でのデモ行進の許可を申請したことで同月7日午前に天安門広場の近くで逮捕された。ラジオ自由アジア放送局が伝えた。

 報道によると、李小龍氏は、50歳くらい、法廷の不当判決を数回受けたことがあるため、中国の司法界の腐敗を痛感し、1997年から頻繁に北京へ出向かい直訴するようになり、中国共産党の政治腐敗を批判するビラを北京の街角に貼り付けたこともある。当局が中央政府への直訴者らに日常茶飯事のように暴力を振舞うことに不満を感じ、当局の人権弾圧に抗議するために、李氏は去年の8月初旬に、公安局に天安門広場でのデモ行進の許可を申請した。これによって、8月7日午前に天安門広場の近くで、李小龍氏が逮捕された。

 李氏の知り合いで直訴者の杜明容氏によれば、李小龍氏が逮捕されて以来、直訴者の間では彼の消息がまったく途絶えたという。

 杜明容氏は「李小龍氏が法律に従って公安局にデモ行進の申請をしただけなのに、当局から回答がないばかりか、反って逮捕されてしまった。彼は違法なことは一切していないし、中国憲法の規定に沿って、デモ行進を申請しただけで、政府に許可されれば、デモを行い、許可がなければ、無理に行うつもりもなかった。しかし、申請しただけで、逮捕されるのは、おかしいではないか」と訴えた。

 杜氏は「北京で自分を含めて多くの直訴者は、公安警察からの暴行を受けたことがあり、一般には数日間監禁された後、すぐ釈放されるが、李小龍氏は、知識が豊かで、直訴者らを熱心に援助しているから、当局は彼に重罰を与えたのだろう」と指摘した。

 関係者は、豊台区人民法廷に李小龍氏に関する情報を求めたところ、刑事法廷の職員に李小龍案件の情報提供を拒否された。

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