【大紀元日本10月31日】
アメリカ航空宇宙局(NASA)は26日、火星表面に縦横に広がる入れ墨模様の写真を発表した。
この写真は、火星の周囲軌道を航行している火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter, MRO)」に搭載された高解像度科学実験カメラ(HiRISE)が撮影したもの。科学者らは、肌色の火星砂丘に現れたこの「入れ墨」は火星で起きる小さな旋風(ダスト・デビル)が残したものとみている。
火星のダスト・デビルは、地球上で起きる砂嵐と同様、気温の高い乾燥した砂漠地区によく現れる現象。地面の高温により空気が上昇し、上方の冷たい空気が下降して、垂直な対流ができる。水平に移動する風がその対流にぶつかり、ダストの渦巻きを形成する。写真の模様は渦巻きが火星表面を移動する過程で、柔らかい埃を巻き上げた跡だという。
わずか数分しか持続しないダスト・デビルは、宇宙船に影響を及ぼすことはなく、逆に、火星探査機の表面の埃を吹き飛ばしてくれるため、探査機表面の太陽光発電の効率向上に一役買ってくれているそうだ。
(翻訳編集・豊山)
(09/10/31 05:00)
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