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天皇陛下の政治利用問題で、「中国に取り下げるよう要請すべき」だと発言した安部元首相。写真は2007年9月。(Koji Sasahara-Pool/Getty Images)

天皇陛下の政治利用問題 安倍元首相「中国に取り下げるよう要請すべき」

 【大紀元日本12月15日】安倍元首相は14日、鳩山首相が天皇陛下と中国の習近平国家副主席との特例会見を指示したことについて、「国益ではなく、自分たちのために今まで守ってきた『ルール』を破った。天皇陛下を政治利用したと断じざるを得ない。今からでも遅くない」と、中国側に取り下げるよう要請すべきとの意見を述べた。

 「ルール」とは「陛下の前立腺がん手術以降、期限30日を切った会見要請は受けない」というもので、宮内庁はじめ歴代の首相はこれを守ってきたと安部元首相は主張している。

 安倍元首相は12日付のメールマガジンでも「(会見を要請してきた中には)日本にとって重要な要人もいたが、例外なく断ってきた。陛下のご日程に政治的、外交的思惑を入れてはいけないと自制してきた」と記している。

 一方、小沢一郎民主党幹事長は14日、「(ルールは)法律で決まっているわけでもない。国事行為は『内閣の助言と承認』で行われるのが憲法の本旨で、それを政治利用と言ったら陛下は何もできない」と、会見は政治利用にならないと主張した。また、会見に強い懸念を表明した羽毛田信吾宮内庁長官に対し、「内閣の一部局の一役人が、内閣の方針にどうだこうだと言うなら、辞表を提出した後に言うべきだ」と強く述べている。

 一方、羽毛田宮内庁長官は同日夜、「私は陛下のお務めのあり方を守る立場にある。辞めるつもりはありません」と明言している。

(飯村)


 (09/12/15 08:36)  





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