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成田空港に篭城中の馮正虎氏。身につけている白のベストには「中国の国民が、8回も帰国を拒否された」と英語で書かれている(大紀元)

中国大使館官員、成田で「篭城」中の中国人権活動家と初面会

 【大紀元日本1月30日】中国当局から入国を拒否され、成田空港で2カ月以上寝泊まりを続ける人権活動家の馮正虎氏(55歳)を、東京の中国大使館官員2人が今週になって初めて、2回訪れたことが分かった。情報筋によると、日本政府は中国政府に馮正虎氏への適切な対応を求めており、中国大使館側がそれに応じたものとみられている。

 25日付の馮氏のブログによると、同日同氏を訪れたのは中国大使館の1等書記官・杜氏と趙領事の二人。2人と面会したことについて、馮氏はRFAの取材に応じ、「私の意見は簡単で、必ず帰国するということだ。しかし、帰国を許可しない上海当局も態度を示す必要があるのではないか」と語り、大使館員らからの謝罪を求めた。館員らは意見を持ち帰るだけにとどまった。馮氏は、1回の話し合いで問題が解決するとは思っていないと話している。

 馮氏のブログによると、27日、2人が再び馮氏を訪れ、馮氏に上海市政府からの3つの回答を伝えたという。「一つ一つに反駁した。さらに80日かかるかもしれない。政府の名義で人を脅かすのは無用だ」とブログでつぶやいた。その後馮氏がネット上に公開した情報によると、上海当局は謝罪の要求は認めないことや、帰国は認めるが一旦日本に入国してから中国に帰国する時間について相談するとのこと。また、馮氏の中国にいる家族に、馮氏が外部に応じる場合、中国大使館からの面会は馮氏の妻による要求により行われたことを公にすると、馮氏に伝えようとしたという。

 一方、先週末、中国大使館の職員は馮氏の日本在住の妹に会い、「帰国問題は上部へ報告する必要がある」「利用されないように」と馮氏への伝言を依頼していたという。

 馮氏は20日、民主党の牧野聖修議員に面会している。同議員はRFAの取材に応じ、中国の民主化を援助する組織「公民力量」主席で人権活動家の楊建利氏から、馮氏の帰国を助けるよう頼まれたことを明かし、「私は人道的立場から馮氏の案件を考えており、日本の法務省に(対応を)要請するつもりだ」と語った。26日、同議員の事務所は、「馮氏の件を協議するため、千葉景子法相との面会を求めているところだ」と伝えている。 

 馮氏は昨年6月以来、中国への帰国を8回試みた。そのうちの4回は、中国の空港で入国を拒否され、日本行きの飛行機に強制的に乗せられた。残りの4回は、中国当局からの入国許可が下りていないことを理由に、航空会社が馮氏の搭乗を拒否した。昨年11月4日、8回目の帰国を試みて上海浦東空港まで行ったところ、再度中国への入国を拒否され成田空港に送り返された。その際、馮氏は、自国に帰国する当然の権利を主張するために、日本へ入国しないことを決めた。その後、空港内の制限エリアで寝泊まりし、旅行者らからの食料や生活必需品の差し入れで生活してきた。1月30日で88日目となる。

(編集翻訳・金本)


 (10/01/30 09:30)  





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